辻川慎一つくば便り
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労りを受け入れ合う大切さ
昨日は、久しぶりに福島県のいわき駅まで行き、20代の頃から共に生きた後輩の退職慰労会に参加して来ました。
東京の友人宅で楽しく飲んで帰宅し、玄関前で転倒した事がありました。動労水戸の木村委員長の勧めもありいわき駅近くのビジネスホテルを予約致しました。
ホテルのチェックインを終えてエレベーターで一緒だった青年が同じ階だったのですが、お先にどうぞと開きスイッチを押し続けてくれました。
私の方は「ありがとうございます。」と言って先に出た次第です。
部屋に荷物を置いて慰労会会場に向おうとエレベーターに乗りましたら、別の若者と一緒でした。一階まで来ましたらまたしても、お先にどうぞと開きスイッチを押し続けてくれたのでございます。もちろん「ありがとうございます。」とお礼を伝えたのですが、労られる年になったのだな〜としみじみ思います。
会場の店員さんたちも若かった。忙しいのに私がトイレの場所を尋ねると、一緒に行って案内してくれました。やはり笑顔で「ありがとうございます。」とお礼を伝えました。
労ってくれた事に労いの言葉を返す。それが礼儀だと思います。
国鉄からJR時代へ、20代の頃から苦楽を共にして来た後輩たちとの関係もますますその様な関係になっている様に感じます。
上から目線の人たちと袂を分かって来ましたので、お互いの存在と人生を掛け替えの無いものとして尊重し労り合う。
面白いのは、数も減り「上から目線」組織と離れて単独労働組合になったのに会社側からも尊重され、気を遣われているとの事でした。その様な歴史があり、今があると言う事なのだと思います。
そんな中10人もの仲間たちが集まり、愉しいひと時を過ごさせて頂きました。後輩たちに労られながら、私も労りを返す。そして何より先輩として恥ずかしく無い様にと思う。
既にたくさんの失敗をして来たのですから、高齢に甘んじる訳には行きません。
会場からホテルまでの帰路も、気を付けながら帰りました。何かあったら、せっかくの気遣いを頂いた事がぶち壊しになります。
やってもらって当たり前の事は無い。出来て当たり前の事も無い。
やってもらった人に感謝を伝えて労うと自分への労いとして返って来る。だんだんと当たり前に出来なくなって来た時に、出来ている事に感謝し労う。
当たり前だと思っていると、何にも感謝出来ない人になる。礼儀知らずになる
帰路の常磐線、501系電車の車窓から勿来の浜のご来光が見えました。
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2026/03/01 08:04
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余裕が無ければ助けられない。
週末はヘトヘトになります。何が原因なのか分かりませんが、今度は胃の辺りが痛み出しました。ちょっとボロボロって感じがします。
それでも、注意を怠れば一瞬で接触してしまう大きさの大型バスの運転を車庫入れまで何とかやり切りました。
ヘトヘトではありましたが、外国人の青年運転士が前日には初ミスの報告書を書くのに22時まで掛かってしまったと聞いておりましたので、先に帰庫していましたので自分のバスの清掃を終えると彼のバスの清掃も手伝いました。
ただでさえ大変なのに報告書は日本語なのですから、大変だったと思います。週末に早く終わって帰りたいのはみな同じ。でも友だちなら、待つ。友だちなら手伝う。そんな風に思いました。
「外側終わったよ。昨日も遅かったのだから、早く帰ろう。」と声をかけると、バスから降りて来て私の目を見ながら「ありがとうございます。」と言ってくれました。
(「ヒナギク」可愛いですね。)
時間は既に21時。別の同僚にもあいさつに行くと「辻川さん。やっちゃったよ。」と言う。「えぇ〜。」とぶつけた箇所を一緒に見ました。「がっかりですね。」と言うと「給料が減らされる。」と言うので「事故の7割は、車庫内なんですよね。疲れて、ほっとすると気が抜けてしまうんです。」と話して「引きずってもしょうがないですよ。」と何とか励まそうとしました。彼も帰路につけるのが22時になってしまうなと思いながら。
がっかりする気持ちになった回数の多さ、会社で一番の私でございます。気持ちが分かるんですね。「また来週、宜しくお願いします。」と言って、帰路に着きました。
それもこれも、私が何とか無事に終われたからできる事でした。自分が当事者なら、そんな余裕は無いよなと思いながらです。他人事でなく、最後まで気の抜けない大変な仕事なのでございます。
そうです。人を、仲間を助けられる様になるためには自分が無事でなければならない。
そんな当たり前の事を再確認しながら、寝酒を飲みながら気を失う様に眠りました。
あ~、今ちょうど列車が偕楽園臨時駅に止まりました。
梅が満開でたくさんの人が出ております。
私の今日の行路の半分まで来ました。
たぶん相当なストレスの蓄積かも知れません。
今日は、昔からの仲間たちと気晴らしの再会です。
みなさまも、良い土曜日をお過ごし下さい。
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2026/02/28 14:15
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息子たち、兄弟たち。
昨晩、初めてミスをした外国人の青年運転士が「辻川さん、事故になってしまった時には何が一番大切ですか?」と聞いて来ました。ちょっと質問の意図を考えながら「一番は相手がケガをしていないか?人を守る事だね。」と答えると、黙って考え込んでおりました。
そう、いざとなると動揺してしまうのは誰しも同じですが、常に冷静に乗せている人を守ると同時に周りの人も守る。それが出来てプロのバス運転士なのだと思います。
ミスと言うのは、その心構えを身に着けて行くチャンスなのだと、私自身の痛い経験から思います。
彼には「これから学んで行けば良い事だから、心配ないよ。大丈夫。」と励ました次第です。私より遥かにちゃんとしていて、助けてくれる青年ですから。
他の青年運転士も、私の顔を見ると溜まったものを吐き出す様にして出庫直前まで話して行きました。自分自身の目で見て感じた事を話す事で、それを私なら肯定してもらえると確信している感じがします。その彼もまた、自分が強烈にあり私以上にしっかりした青年です。
(遠藤郁子さんの日本的なショパン「序破急幻」に浸りながら休んでおります。これも運転の集中に向けたメリハリです。)
みそきん君の入試の事をブログに上げましたら、私の死んだ息子の生まれ変わりではないか?との有難いコメントを頂きました。
そう考えますと、私には息子たちがいるのでございます。
昨日は驚いた事に、息子の様にしていた若者から十年ぶりくらいに突然の電話があって驚きました。フィリピンからでした。「元気にしてる?また会いたいな。」それだけですが、私も心配しておりましたので「元気で良かった。仕事はしているか?」なんて近況を聞きました。何より電話をくれた事を嬉しく感じました。
ビデオ通話と気づかず耳を当てながら話し、切る寸前になって相手の顔を見たので、久しぶりなのに耳を見せながら話してしまったと後悔した次第です。
そんなレトロな日本の親父でございます。
(今年は桜の開花も早そうですね。)
それからまた驚きの電話がありました。
JRの先輩でございました。外国人青年運転士の新聞記事が読売新聞に出ていたと教えて頂きました。今度はビデオで、先輩のお顔を見ながらお話し出来ました。何十年ぶりかでお声を聞いたのですが、声の記憶と言うのは凄いですね。変わらぬお声でございました。
離婚して「お一人様」か〜なんて思っておりましたが、どうも逆に色んな人が次々と近寄って来てくれます。
色々と失う事で、私が私らしくなっていると言う事かも知れません。
「失うことは生かされること」と言う副題が着いた遠藤郁子さんの本も読み始めました。
失う事を恐れて執着していると生かされていると言う事が感じられないのかも知れません。
明日は、福島県のいわきまで行って国鉄からJR時代を共に生きた兄弟たちに会いに行きます。
そう言えば息子たちばかりでなく、私を「兄貴」と呼んでくれる人も増えました。
どうもただのお一人様では無い様です。
さて、そんな人たちの信頼を裏切らない様に、今宵の金曜ラッシュもメリハリつけてしっかり運転し切って来たいと思います。
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2026/02/27 12:57
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明日を信じて。
今日は、小学校の送迎バス担当です。
雨上がりの田舎道ですので、水たまりがあちこちにあります。停車場では、子どもさんが乗れる様に水たまりを避けて停めます。一つ目の停車場に着くとお母さんだけがいて「すみません。水たまりで滑って着替えさせています。」との事でした。泥で濁った茶色の水たまりです。「ここで転んだらずぶ濡れですね。」と添乗員さんとおおらかに笑い、待ちました。急いだのでしょう。子どもさんが、何とTシャツと半ズボンで駆けて来ました。
停車場が家の前になっているので出来るのです。2分ほどの延発で、無事に発車致しました。細い道ながら、なるべく水たまりを避けて乗車する子どもさんたちの安全確認をしながら無事に学校に送る事が出来ました。
みそきん君は、無事に入試に行けているかな〜なんて思いながら小学生たちを見ておりました。
(今日のお弁当でございます。)
昨日読んでいた本の中に、戦争中に上官の命令で捕虜を虐待し、殺害した罪で死刑にされた「B、C級戦犯」の兵士の話しが出て来ました。
昨日までは殺し合っていた見張りの兵士と、心を通わせてとても親しくなり友人になりました。処刑の前に「君が欲しいものをプレゼントするよ。」と言われた彼が言った言葉が「明日が欲しい。」だったと言うお話しでした。
私たちは、当然の様に明日があると思い生きております。明日があると信じられる事が、本当は希望の前提なんですね。
明日が無い人や明日が来ないで欲しいと思う人は絶望の中にいる。
明日があるから、入試を受けたり学校に通ったりする。会社にも行く。
私は、それを支えながら日々バスを運転する事を生業にしている。何気に私も明日を信じているからなんですね。私の明日だけでなく子どもたちや働く人たちの明日を信じている訳です。
理不尽な命令で人の明日を奪い、自分の明日も無くした歴史からちゃんと学ばないと失敗を繰り返す事になる。
そう、根拠無き噂で人の明日を奪った歴史もありましたし、それは今でもあります。
私が、仲間たちと一緒にずっと抗って来た事はそう言うところにあると改めて思います。
明日を信じる子どもたちの笑顔に癒やされながら、午後の迎えと送りもしっかりやって参ります。
週末の明日は、金曜ラッシュの大型バス担当でございます。私だけでなく、バスに乗ってくれる外国人の若者たちの明日のため、この社会の明日のために心を静めながら自分の職責を全うしたいと思います。
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2026/02/26 11:28
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みそきん君へ!
みそきん君のスクールバスの介助人さんから、明日高校の入試で私からの応援メッセージを待ってくれていると聞きました。
みそきん君と出会ったのが中学1年生の5月だったので、もう3年近くが経つんだね。昨年11月の文化祭で学校を訪ねて、元気に成長した姿が見れてとても嬉しかったけれどゆっくりは話せ無かったね。
でも、私の手づくりの「栗おこわ」を美味しく食べてくれた事をお母さんが知らせてくれたので、嬉しさが倍増しました。食物アレルギーの事が心配だったので、気持ちが通じた感じがしました。
明日の入試。生まれて初めての経験だと思うので、不安や心配もあると思います。でも、色んな困難を乗り越えて頑張り、そこまでたどり着いたみそきん君に、先ずは「おめでとう!」を言います。
慌てずに、落ち着いてやれば君なら必ず大丈夫です。私は、そう信じています。
病気になった介助人さんの代わりで、たった一ヶ月のピンチヒッターでしたが、みそきん君と過ごしたスクールバスの日々を昨日の事の様に覚えています。とても濃厚で、愉しい日々でした。
私と別れる日が近づくと、私の頭を撫でながら泣いていましたね。その涙が、みそきん君の心からの涙である事を感じていましたので、どう返したら良いかとても困りました。
でも、その後迎えの人が来なかった君が、そのまま会社まで来た。たまたま、会社の2階で仕事をしていて窓の外を見たら君の姿が見えたのでびっくりして跳んで行った。君は、全身で喜びを表現してくれて、泣いてくれましたね。想いあっていると奇跡の様な事が起こるんだと思いました。
介助人さんが病気にならなければ、私たちが会う事は無かった。迎えの人が来ていたら再会は出来なかった。私が外を見ていなければ、みそきん君に気付かなかった。もし?って考えたらやっぱり奇跡の様な出会いなんだよな〜って思います。
みそきん君と出会った年に「ピクミン4」が出たんだよね。
君はゲームを知らない私に、10年越しに発売されるピクミン4のストーリーを考える宿題を出したね。チョー難問だった。
遭難した宇宙船を探すと言う設定の次は〜?って「今度は主人公のオリマーが遭難して、それを探しに行く冒険かも知れない。」と一晩考えて君に伝えたら「うん。それもありだと思うよ。」と言ったね。
君は、色んな宿題を出しては私が悩んで答えると「それもありだと思うよ。」と言った。つまり違うとは言わないし、正解の無い宿題を出し続けたと言う訳です。
正解よりも一緒に想像して共有する事が大切だったんだね。
試験の問題だと正解は決まっているけれど、本当に難しいのは正解が無い問題だって君に教わった様に思っています。
そう言えば、人が生きる事に決まった正解はありません。君もだったけれど、私にも人に言えない悩みがあって、二人であれこれと話し合いましたね。
だから「それもありだと思うよ。」って言葉は、とても哲学的で素晴らしい言葉だと感じました。素晴らしい言葉だと今でも思っています。
本当に大切なのは、答えの無い、正解が分からない問いの中にある。誰かが一生懸命考えた事を受け止めて「それもありだと思う」って言えるのって凄い事だと思います。
正解がある問題は、本当はそんなに難しくないと思います。なのでちょっと間違ってもあまりくよくよしないで下さい。間違いだと分かれば直せば良いだけですからね。
みそきん君は、みそきん君。
みそきん君らしく、明日の入試を緊張しながらもなるべく落ち着いて乗り越えて下さい。他の友だちだって不安なのは同じだと思います。
みそきん君にも必ず花が咲くと信じています。
ご家族だけでなく、私も見守っております。
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2026/02/25 12:25
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