辻川慎一つくば便り
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正月3日。
自宅に帰り、ホッとして眠りましたら何やら寒くて目覚めました。夜半に雪が降ったためですね。乗務じゃなくて良かった〜と、先ずは思いますが、こちらの子どもたちには楽しいお正月になっかな〜とも思います。
わが家の出迎えの豚ちゃんが、イノシシみたいになっておりました。
母が正月休みはずっといれば?と言うのですが、何もせずにいられるのも若さだったのだと思います。
じっとしていたら、身体が固まり来週からの乗務が辛くなるだけなんですね。高齢者ほど、じっとしていてはいけない様に思います。無理無く動かないとならない。
それに、70を前にした息子にあれやこれやと指図をしたり、気を付けろのオンパレードでこちらの方が気を遣うので以外と疲れてしまいます。
私が作ったものを食べると「何でもできるから嫁は要らないね。」なんて言いながら、自分はあれこれと言うのですから参ります。
母は母で自分の家で、自分のやり方でやる事がある様に、私にもある訳です。一緒に暮らしたら、かなり気を遣いながら擦り合わせが大変だろうなと思ったりします。
と言う訳でちょっと久しぶりの自分ご飯にも、ホッと致しました。
私には私で、かなり強烈な世界があるよな〜と思いながら美味しく頂きました。
実家の近所に、JR時代の労働組合動労水戸で大きな勝負がある時にはいつも一緒だった国分前書記長さんが住んでおります。なのでお年賀代わりに、父が取り寄せた故郷富山の蒲鉾を届けて来ました。
元旦も、3日も泊まり仕事で忙しいはずなのに、こんな写真を送ってくれました。
写真が趣味なのでさすがの撮影ながら、手づくりのおせちも煮物も見事だと感心してしまいました。
昔から丁寧で几帳面で、優しい人でございました。手料理と言うのも人それぞれの世界を表すな〜と改めて思いながら、学び直す私がおります。
これで良いと言う事は無い。自分はできるなんて、驕るなかれですね。「驕」って背の高い馬の事なんですね。私の名前は「慎」むなのに、背の高い馬の様でした。
母の気を付けろ!は、案外そう言うところにあるのかな?なんて思ったりします。かつての驕った私を嫌いだったとも言っておりましたので。
明後日からは、また仕事が始まります。しっかり構えながら、新年の仕事に向かわなければと思う正月3日でございます。
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2026/01/03 11:31
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香りを味わう
新年も2日目になりました。
元旦には、年末にわざわざお餅を届けてくれたJRの後輩の家に手づくりのパウンドケーキを届けました。作り立ては柔らかだったのに1日経ったら硬くなってしまい心配していたのですが「美味しい」と言って頂けました。
両親と囲んだ夕食では、私が作った黒豆煮を食べた父が「美味しいよ。お前は何でもできるな。」とほめてくれました。
だんだんとレパートリーを増やしている料理ですが、香りが良いと美味しくできたと分かるのです。
だから、香りを考えながら、確かめながら作ります。
母の作った煮物も相変わらず美味しい。やはり良い香りが致します。
私たちが「味」として認識しているものの大部分は、実際には「香り」によるものなんですね。五感の中で唯一大脳周辺系に直接届くのが香りとの事で、私たちの記憶や生活の質を支えているとても大切なものが香りと言う事になります。
だから実は美味しく作ると言う事は、良い香りと共にある。それが、幸福な記憶になって人を支える。そう言う関係なのかなと改めて思います。
つまり、私の美味しいものの記憶と言うのは子どもの頃に母が作ってくれた料理にあるのだと、再発見しております。
煮物もかなり美味しく作れるのですが、母には及ばないなといつも思います。バスの運転もですが、経験と工夫の積み重ねをされて来た人には及ばない事があります。
それは残念な事ではなく、さらなる向上を目指すモチベーションになるのでございます。
料理も運転も、何事も人をしっかり味わいながら。別なものでは無いと思います。
香りと共に味わう事で、確かな記憶となり豊かな人生になると言う訳です。
そう言えば、学生時代は授業が終わると書店に通うのが好きでした。本のインクや紙の香りと共に、その時間の記憶もあります。自分が知らない新しい世界との出会いに、ワクワクしながら浸った時間でした。
政治党派も労働組合も新しい世界を見せてくれる限りでワクワクした。
しかし、諸行無常で時代がどんどん変わっているのに、自分たちを絶対化しようとすると全くつまらないものになる。絶対なんてものは、観念の中にしか無いのですから。観念の絶対化は、殺し合いの正当化にもつながります。
大切な事は、違いを香りとともにしっかり味わう事にあるのだと思います。そうすると自分の世界が豊かになる。すると、さらに精進したいと言う欲求が自分の中に生まれる。
釈尊の入滅に際する最後の言葉は、「さあ、比丘(僧侶の弟子)たちよ、今こそおまえたちに告げよう。形あるもの(諸行)は滅びゆく。怠ることなく努めよ。」それが不死への道であるでした。
精進とは、ちゃんと香りを嗅いで味わう事からじゃないかな?なんて思います。
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2026/01/02 05:32
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今年も一層の辛抱だ。
今年の新年は実家で迎えました。いつも通り3時起きしましたので、初日の出を拝みに行く事にしました。天気予報も晴れとありましたので、比較的近くであまり混まないところをと調べました。
家を出ますと海の方向には厚い雲がかかっておりました。ムダになるかも知れないと思いながら、行くだけ行く事にしました。
日立港を見下ろす灯台公園です。混まない場所をと思いましたが、既に車が並んでおりました。
やはり雲が厚い。
6時前に到着し、日の出予報は6時48分。
それでも、灯台が沖に向かって光を放っているのを見る事ができて何やら感動致しました。23キロ沖からも見えるとありました。海上保安庁管理なんですね。
それから何故か石川啄木の句碑もありました。
何やら私と似た感じも致します。
やはり夜明けが近くなると寒さが増します。
手足から冷えて、周りの方々は足踏みしたりしておりました。
私の方は、寒さに耐えながら辛抱して待つ事も大切かも知れないと思い直しておりました。
それから、一番前に陣取る事もやめました。
後方で全体を見ながら待つと言うのが、バスの運転同様に長老らしい構えだと思う様になりましたので。
しかし、お日様が顔を出さない。寒さに耐えきれず、待つ事に焦れて帰ってしまう人もおりました。
じっと待つ事日の出時間から30分過ぎ、私の到着から1時間後にようやく顔を出してくれました。
あ〜。今年も辛抱の年になるなと思いながら、しっかりと手を合わせた次第でございます。
「辛抱」は将来の目標達成や自己成長のため、自ら意味を見出して能動的に耐え忍ぶ前向きな姿勢で、不満を抱え込みがちな我慢とは違うのですね。
と言う訳で、辛抱して見えた有難い初日の出になりました。
去年までは、一緒に初日の出を見た人がいたな〜なんて、後ろ向きな感情もつい湧いて来るのですが、その気持ちも辛抱する。そうして、これからの人たちを出しゃばらすにフォローできる人になれる。そんな事を思いました。
古代インドでは、老いて人里を離れる「林住期」で終わりではなく、その後に戻って人々と楽しく暮らす「遊行期」があると言う人生観があったのですね。若者たちと接しながら、少しずつそこに近付いている様な感触があります。
辛抱強く人を受け入れながら、我が道をしっかりと進む事が肝要だと思う年頭になりました。
https://youtu.be/tn8uvknDgCA?si=8oijUrA62tRBnzXN
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2026/01/01 11:55
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人を思い、人の思いの中を生きる2026年に。
みなさま、いよいよ大晦日でございます。
買い物をしたり、家の壁や窓を高圧洗浄機で洗い、ついでに車も駐車場も洗いましたら昨日も終わっててしまいました。今朝は3時起きしたのですが、年賀状書きをしましたら4時間以上かかってしまいました。たったの25枚なんですが宛名を手書きして、一人一人を思い浮かべながらメッセージを書いていましたらなかなか終わりません。一枚に10分かけている事になります。書くのは大変なんですが、一年に一度お世話になった人たちに心を込めたメッセージを送る時間も大切だよななんて思います。
(蝋梅の花をたくさん頂きましたので、玄関にも飾りました。とても良い香りが致します。)
しかし、実家にお土産にと予定していた料理の時間が厳しくなってしまいました。
それからは、大忙し。
出発時間までキッチンに立ちっぱなし状態でした。何しろ火元から離れるな!と言う母の教えがありますし、煮る時間と言うのも大切なんですね。別な事もと欲張ると、ついつい疎かになってしまうので火元から離れずに出来る作業(次の料理の準備)を致します。
そして、何とか出来ました。
黒豆の煮物。御赤飯。昨日から漬けて置いた松前漬け。そして、咳に悩まされている母には金柑の甘露煮。めちゃ効くのは、自分で確かめ済です。
その他に、お餅を頂いたお礼にとパウンドケーキも焼ました。
こちらも4時間程かかってしまいました。
考えて見ると両親のために料理を作ると言うのは、生まれて初めてだよなと思います。
色々あっても大切に育てて頂いたのに、青年期からは飛んでもなく心配ばかりかけ続けて来た私でございます。
それにようやく気付いたのですね。私は、私の両親の人生そのものくらいに思われて来た。
その思いが分かっていなかった。人の思いが分からないのはダメな人なんだと、ようやく気付いた次第です。なぜなら、人を心から思えない人になるから。
人は、実は人の思いの中を生きている。
それが、飛んでもない経験をたくさんして、長い旅をして来た私の結論でもあります。
人を思い、人の思いの中を生きる。
来年も浮かれる事なく、一層精進して行きたいと思います。
みなさま、宜しくお願い致します。
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2025/12/31 16:10
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人は自分の幸せに気付かない。
昨日は、友人を迎えるための料理デイでございました。
自分も好きなので、アップルパイとチキンのトマトソース煮を作って見ました。それから、父が好きな数の子入りの松前漬けもお土産用にと初めて作りました。
骨付きチキンのトマトソース煮とアップルパイでございます。
パイシートも自作して見ました。実は、それが一番大変でした。でも、パイ生地がどうして層を成しながらサクッと焼けるのか?の謎が分かりました。
強力粉と薄力粉を等分混ぜて適量のバターと冷水を加えて練る。そして寝かせたあと、打ち粉をしながら棒で延ばしてはたたむ。その作業を繰り返す訳です。
リンゴのコンポートは、そのまま食べても美味しい事が分かりました。
自分でやると色んな発見がございます。
ちょっとパイ生地が厚かった事が反省点ですが、初めてにしては良く出来たと思います。
友人も美味しいと言ってくれました。
友人には、手づくり籐製バスケットと丁寧に作られた地元のみかんを頂きました。
明日も休みだと気が緩むといけませんね。飲み過ぎました。
今朝の起床は、5時半になってしまいました。喉が渇き、スッキリと致しません。
ちゃんと朝食を食べなければと用意をしたところに、呼び鈴が鳴りました。まだ夜明け前。こんな時間に一体誰だろう?と思いましたらJR時代の後輩でございました。水戸から土浦の車両基地に通っている仲間です。
「これを渡さないと年が明けないから」と言いながら、大好きな福来みかん入りのお餅をわざわざ持って来てくれました。
自分の家で突いたお餅を毎年持って来てくれます。心から有難いと思います。
「食べきれないかな〜。」と言いながら渡して頂いたたくさんのお餅です。ご両親や兄弟、奥さんや娘さんたちとの楽しいお餅突きの様子を想像致します。
彼はお餅だけでなく、彼の家族の便り、JR時代の後輩たちの便りも運んでくれました。
上の娘さんが来年高校受験との事ながら、受験勉強が苦手。彼が仕事から帰ってから毎日2時間勉強を教えて来たとか。
「凄いな〜。大切な時間を過ごしてたんだね。そんなお父さんいないと思うよ。」と驚くと「学校の先生にもそう言われたけど、少しずつ出来る様になると嬉しいんだよね。得意な教科もあるけど、苦手なのは全然分からないんだ。0点は無くさないと。」と言います。「全部できなければダメなんて言う方がおかしいんだけどね。娘さんはエジソンタイプかも知れないね。」とそんなやり取りをしながら、やっぱり凄いお父さんでステキな後輩だと改めて見直した次第です。
そんなお父さんとの大切な時間が、娘さんのこれから生きる力になるのですから。人の思いこそが人をギリギリの時ほど支えて行く事を、私自身が学び直して来ました。
人の思いが分からない人は、自分が幸せである事に気付かない事もです。
だから、本当に人を大切に思えているのか?って、いつも自分に問いかけます。自分の利益のために発する言葉や行為は、相手から生きる気力を奪ってしまうからです。
鉄道員もバス運転士も、幸せを運ぶから愉しい。今日も有難い福が来た私でございます。
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2025/12/30 09:05
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