辻川慎一つくば便り

東風

今朝6時。車庫でバスの点検をしていますとちょっと冷たいけれど、気持ちの良い風が吹いておりました。日が昇る方向、つまり東からの風でした。

春であれば、冷たい北風が暖かな南風に変わって行く予兆で「こち」とか、色んな表現があるのが東風なんですね。秋の東風は、ちょっと寂しい感じもしますが凛として引き締まる感じもします。



これからは、だんだん真っ暗の中での点検・出庫になって行くな〜。なんてちょっとぼんやり。


あ~いけない。車止めを外さないと。
気持ちも引き締め直した次第です。

ともあれ67才になっても、必要とされて元気で働ける事だけで有り難く、幸せなんだと思います。

JRでは、仲間たちへの理不尽な仕打ちと闘い続けてとことん嫌がられ、排除された人生でしたので、普通に必要とされた経験がありませんでした。

だから、JR時代からの仲間たちの笑顔を見るとまんざら間違っていなかったかな?と思う面と、どこからか「偉く」なったつもりで大切な人や志を失っていなかったかなと反省する面と両面があります。



ネットでデミ・ムーアと言うアメリカの女優さんが久しぶりに主演する映画が話題になっていると出ておりました。

デミ・ムーアさんは、1990年に「ゴーストニューヨークの幻」と言う映画に出ています。

1990年と言うのは、国鉄分割民営化から3年目で、私に取ってはとても苦しい時代でした。

私がその映画を観たのはテレビだったと思います。いつもなら寝てしまうのですが、珍しく最後まで観ました。ウピー・ゴールドバーグを初めて知った映画でもありました。

ゴーストと言えば幽霊ですので、怖いとか、出て欲しくない、と言う感じがするのですが、本当に愛して、心から大切にしていたのであれば、幽霊になっても会いに来て欲しい。って、そう言う事がある事を、私自身が大切だった人を失ってからようやく分かった感じです。

人は、いつどんな事でこの世を去って行くか分からない。

本当に大切な人なら、幽霊になっても会いに来てもらえるくらい大切にしろよ。そうできているのか?

そんなメッセージの様に思います。

う〜。
自分の気持ちや都合や正当化ばかりでは、人は離れて行くばかりか、後悔するだけだよ。

それが嫌ならとことん愛しろよ!

https://youtu.be/sc2uuRbzaNg?si=UkjVfaYqJ_7LWz_e

過去の事や経験ばかりにこだわっているうちは、結局同じ事を繰り返す事になる。

これから自分が何をしたいのか?それ無しに追悼するとか愛するなんて、嘘にならないのか。

機会があったら彼女の新作も観てみたいと思います。

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