辻川慎一つくば便り

血流も気も滞った時に

夜、エアコンをつけなくなりましたが、汗が流れるのを感じながらの睡眠でございました。

留学生のための借り上げ寮に、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジを運び設営する。昨日の午前中は、4か所に12台を運びました。

午後は、外国人実習生の健康診断の送迎と付き添いでした。

腰を痛めたばかりでしたので、妻の勧めでサラシを巻いて構えたのですが、3階に運ぶために階段を登っている時に、肩に違和感を感じましたら痛み出して来ました。

参ったな〜。やっぱり年なのかな〜とがっかりしました。

で、ちょっと調べて見ましたら直接的には急に重いものを持った事がきっかけながら、そもそも血流が滞っていたからだとありました。

血流が滞るのは、姿勢が悪いからなので日頃から正しい姿勢を心がけなければいけないと言うのであります。

あ~。「筋肉が落ちて来たせいか、とっても姿勢が悪くなったよ。」と妻に指摘されている事を思い返した次第です。


1日働くとヘトヘトになります。


仲間たちと一緒に仕事をして、一つの事をみんなで成し遂げた時の喜びを味わう日々をおくる事ができた私としては、それぞれがそれぞれに仕事をやる現在の職場を全く楽しく感じません。

何が楽しくて働いているんだろうと思ってしまいますが、それを当然として生きて来た人たちには「何を言ってるの?」って感じなのかも知れません。



売れる本は売って数千冊を断捨離して来たのですが、この本は売れませんでした。

何故かと言うと雨に濡れて、ブヨブヨになったのを乾かして、ひっ付いたのを1ページずつはがしたシワシワの本だからなんです。

商品にならないので、ずっと私のそばにいます。そして、時々読み返します。


朝の清々しい空気の中で谷川俊太郎さんの「朝」と言う詩を読みます。



そこに、長谷川宏さんと言う哲学者がコメントしていく。


そんな構成の本です。

人は眠る事で新しい自分として朝を迎える。

眠れないと、昨日が終わらない。

終わらないと新しく出発できない。

なので終わる事で新しい、清々しい朝を迎える。

それが人間だし、宇宙から来て40億年の進化を今生きる私たちのリズムだと言う、そんな詩の様にも思えます。

終わらないと新しく始まらない。

「眠らない街」だの「不老不死」だの、あるいは「絶対」なんてのは新しくならないのですから、ワクワクしない訳です。

眠れない人、死ねない人は新しく始まれない苦痛の中にある。

何だか、今の時代もそんな感じなのかな~って思ってしまいます。

バラバラに生きて、眠る事さえ忘れた世界。

あ~。どうやら私がおかしい訳でも無いみたいです。

朝の出勤前に、ハッとして、ホッとする本を読んで気持ちを立て直します。

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