辻川慎一つくば便り
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「少し」の事を喜べる才能
みなさま、暑いながらも9月半ばの金曜日を迎えました。
昨日の午前中は留学生の居室準備、午後は外国人実習生の「女の子」を健康診断に引率しました。
いつもの事ながら、若い人たちには笑いが絶えません。何を話しているのかは、分かりませんが。
「先生。デパートはありますか?」と日本語で聞かれました。
あ~、こちらではいわゆるデパートって無くなってしまいましたので「デパートは無いな~」と言うと「イオンモールはありますか?」とさらに聞いて来ます。
「イオンモールならあるよ。でもバスで行かないと行けないよ。」と話す。
「バスですね。」と言いながら、またみんなで楽しく話し出しました。
やっぱり買い物とかが好きで興味があるのは万国共通なのかな~と思いました。
私の方は、病院前の桜の落ち葉の方が気になるので、やはり年代の違いなのかな?なんて思います。
気温の方はまだまだ高いのですが、日差しの変化に反応しているのか紅葉や落葉がしっかり始まっている事に感心してしまうのですね。
既に冬を超える準備をしている訳です。
ともあれ、少しの事でも楽しめるのって大事な事ですよね。
健康診断を終えた後は、イオンモールが見える道を選択して「これがイオンモールだよ。」と言うと「イオンモール!」とみなさんで歓声を上げてくれました。
それで私も嬉しくなる。
出来る範囲は限られているのですが、喜んでもらえると、その楽しさをもらえます。
草ボウボウにしか見えないのですが、あちこちに「葛」の花が咲いています。
この花は、秋の七草として食べられるのですね。
「葛切」が好きな妻に「これが葛だよ」と言った時に「葛って茨城では雑草なの?」と驚かれました。
確かに東京では見ない光景だと思います。
ニラも田んぼのあぜ道に咲いておりますし。
「茨城って本当になんでもある豊かなところだけど、ボサボサ感も凄い。」なんて感想も言います。
別に茨城だけでなく、日本全体が緑豊かな国なんですよね。
「食料危機に対応しなければならない!」なんて岸田首相が言っておりましたが、世界でも稀な豊かさを分かっているのかな?なんて思います。
「惨事便乗形資本主義」は、危機を作る事で新たな市場を作り、金融資本の増殖を図る。
何か力を合わせる方向が違う様に思ってしまいます。
2尾のイワシ、オムレツ、トマト入りお味噌、雑穀米、無添加ヨーグルト。
妻が用意してくれた朝食をなるべくゆっくり、味わいながら頂きました。
ゆっくり味わい、良く噛むのは生きていたものを頂く事で自分が生きている事を感じる事である様に思います。
大きな事をしている気になって、忙しく動いている時には、何を食べてもあまり感じ無かった様に思います。
働くために、あるいは動くために食べていた感じです。
良く味わって美味しく感じられ事、それが生きる事の喜びの土台である様に思える様になって来ました。
人に喜びを生む食事って、根本的ですよね。
今日も少しの事に喜びを見出しながら無事に頑張りたいと思います。
会社や国に取っては交換可能な労働者でも、私しかいない家族がいて、仲間たちがいるのです。
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2023/09/15 07:44
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