辻川慎一つくば便り

ルート66

台風13号。あまり強くは無かったものの雨の方は凄かったですね。

昨日は、ダンボールやゴミの廃棄の作業もあったのですが一瞬で傘が壊れて全身ずぶ濡れになりました。

念のため着替えを用意しておいて良かったと、つくづく思いました。

そこまで誰かが、何とかしてくれる訳ではありませんから。

妻がバス運転士の時に買ってくれた雨具があるのを思い出して午後は、雨を気にせず仕事ができました。

「大丈夫!」と言いながら「あなたの大丈夫には根拠がありません。」と言われ続けて来た事を思い出します。

痛みを感じ無い様に生きて来ただけの様です。


一昨日から、新規に入国する留学生の居室準備の仕事をしました。


ベッドを組み立て、寝具と簡易デスクと椅子の梱包を解く。実は一番厄介なのは、大量に出る梱包用のダンボールと保護用のビニールやスチロールのゴミなんですね。

組み立てや設営の前段階と終わった後が大変な訳です。

なので私は、片付けながらパーツを揃え直してから組み立て作業に入ります。

面倒ですが、その方が早いし、ゴチャゴチャしてないところで作業した方が安全な訳です。

何事も段取りから。

特に一人の作業だと自分で気をつけなければなりません。

外国人実習生の寮の周りの生け垣を一人で剪定していた職人さんの作業姿から学んだ事でもあります。

対象の木々の状況を見据え、脚立や梯子の安全をしっかり確保してから作業に入る。切った枝を片付けてから次の作業に入る。

そして、手入れされている道具とその切れ味。切った後の見事さに感心しました。

剪定作業そのものは、準備と段取りの上に成り立つ訳なんですね。

午後の作業は、3階の部屋でしたが階段が鉄製で雨ざらし状態でした。

そこを大きなダンボールやゴミを抱えて降りて行く訳です。

滑って大ケガをしても、別に会社が何とかしてくれる訳ではありません。

会社としては「無理をするな。安全作業を指示していた。」と言うだけなのは目に見えている訳です。私を心配している風な言葉を言うだけでございます。



まさに「ケガと弁当は自分持ち」の世界なんだよなと思います。


会社とは、そう言うシステム。
そう言うシステムの中で働き、生きている人たちに心からの笑顔が無い事を日々感じます。

何が楽しいんでしょうか?

人のために働いているのか?それとも会社や組織のために働いているのか?

良く考えないと行けませんね。

マルクスさんが言った、人間が生み出したものが人間を支配する逆転。本末転倒の世界。

それをひっくり返すのが革命なんだと言った訳です。

つまり、人間の命を改める事なんですね。

それ以外の「革命」ってのは、ただの宣伝文句でしかありません。虚偽です。




さて、高齢者施設も、病院も、全てとは言いませんが根本は金儲けで維持されております。

私たちは、会社の現実を嫌と言うほど見ているのに、高齢者施設や病院が違うとどうして言えるのでしょうか?

少しの言葉でも傷つきながら生きている私たちに寄り添ってくれるはず、なんて根拠はどこにあるのでしょう?

私は、仲間たちと一緒に国鉄分割民営化に反対し、総外注化に反対して来ました。

ところで、最後に自分の健康や命、そして「老後」を外注化に依存するのか?

そこが、私自身のラストファイトの様に思いながら仕事をしております。



ルート66を自由を求めて走るイージーライダー。音楽もステキでした。

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