辻川慎一つくば便り

立秋

8月8日。
今日から立秋との事ですので、「暑中」から「残暑」に変わるのですね。

残暑御見舞申し上げます。

昨日も炎天下の草刈り、留学生のアパートのエアコンが動かないと言うのでレスキュー&ゴミ捨て指導、仕上げはパソコン事務とバラエティに富んだ一日でございました。

ほんで…今日は5時半出勤で外国人実習生配属のためのドライバー。午後は、健康診断のドライバーでございます。

まあ、その時その時で何でも頼まれる感じですが、元気で働ける事って幸せな事なんだと思ったりします。

体調が良くないとなかなか笑顔になれませんよね。俺はどうしてこんな事やってるんだろう?もっとやりたい事があったはず。みたいな事も考えたりする訳ですが、それも元気だから言える事です。


道を走っていますと、炎天下で働く人たちがたくさんいます。


何をやってるんだろう?と車を止められたので良く見ると、信号機のレンズを磨いておりました。

こう言う仕事もあるのですね。

高速道路のサービスエリアでトイレに入ろうとすると、分別ゴミ入れで4〜5人のシニアの女性たちがあれこれ真剣に声を掛けながら仕事をしておりました。

決していい加減ではなく、自分たちの仕事に真摯に打ち込んでいる姿に感心してしまいます。

待遇や身分をすぐに問題にしがちですが、私はその様に働く労働者を美しいと感じます。

命と言うのは「しくみ」ではなく「姿・形」にあると見たのは、ゲーテさんだと三木成夫さんや水木しげるさんが言います。

しくみや計算頼みでは、命から遠ざかり見えなくなる。

人との関係を損得勘定や計算でしか見れないのも同じ事なんです。

そう言う人と言うのは、だんだん醜くなるからまた不思議なのでございます。

命を姿・形から良く見ると、私たち自身も豊かになると感じます。

私たちは、案外人を姿・形としては良く見ていない事が分かります。本当は、もったいない事なんですね。


ミケランジェロさんも、命を形として描きましたよね。



そして20000年前のクロマニヨン人も、命を形として描きました。


計算やしくみが先ではなく、命をその姿・形として捉えて表現したいと言う思いのほとばしりが計算やしくみを求めた訳です。

逆では無いのです。

それは、とっても大切な事だと思います。

心の無い計算や打算は、人をとことん醜くする様に思います。人を思い通りにしようとするので乱暴になり、思い通りになる訳無いからストレスを貯めるばかり。


心が先に病み、命をないがしろにしても平気になる。



ヤバイ!私自身がそうならない様に、人や命を改めて心からちゃんと見て行きたいと思います。


立秋の「椎の実」が可愛らしいです。

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