辻川慎一つくば便り

不安の解消法

みなさま金曜日でございます。

今日は3時起きで介助人の仕事でございます。

今夜は一杯やれるかと思いきや、明日はマイクロバスの運転が入りました。

う~ん。私の人生そのものの様に予測がつきません。

その日、その日で違いますので予測はつかない。なので不安はつきもの。でもそれって本当は、人生そのものですよね。

一緒になって「動じない人かと思ってたのに、メンタルが弱いのがよ〜く分かった。」とは妻の私への言葉でございます。


(加齢と共に体の動きが急速に固まって来たのを実感します。昼休みにゆっくりストレッチして公園を歩きます。)


いつも元気が良くて励ましてくださる先輩介助人さんに「いつもお元気ですね!」と声を掛けますと「何言ってるのよ!私はこれでもメンタル弱いのよ。」と言われました。

「分かります!でも本当は元気なんですよね!」と返しますと「本当なんだけどな~。」と笑います。

元気そうに振る舞っているから元気な訳では無いのは、私自身もそうなので分かります。


(かわいそうなネーミングの「ブタナ」の群生が綺麗でした。)


ゲゲゲの水木しげるさんが、戦場でたくさんの戦友の壊滅的で悲惨な死を見て帰って来た時に母親に送った手紙があります。

「働くと言う事の中にあらゆる不安の解決が宿されており、頭の中でいくら考えても不安は解決されないでしょう。生存そのものが不安のあらわれですからね。」

と言う様に人間存在に取っての「働く」と言う事の深い意味を述べています。

「働くと言う事が人間の力の原動力である。」と、その様に自分の仕事である絵を描き続けたのです。

戦場での過酷な体験は、作品が売れずに餓死する恐れさえ乗り越えてしまった訳です。


日本人が体験した戦争を、受け身として嘆くのではなく人間存在の本質から見た人なのだなと感じます。

戦争が無ければ不安が無くなる訳では無い。人間として、自分の仕事をするそれ以外に解決しない。不安ならば、仕事をする。

その大事な仕事が、資本増殖、つまり金儲けのためにと限定されるから、また不安のタネになってしまう。

仕事は、食うためと共に生きる意味なんですよね。

そして、どちらも共同無しには成立しないので、一人では意味が無い。

自分で責任を取る立場で厳しく仕事をするから、誰かが本気で一緒にやってくれる。そして、本物の仕事になる。

そんな関係なのかなと思うのです。

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