辻川慎一つくば便り

誠実なる他者・知己を得る

幸い台風が逸れて、速い速度で去って行きましたが、今日は強い雨が降ったり止んだりして蒸し暑い日になっております。

朝の乗務が終わりましたら、高校野球の県予選が中止になったからと、担当だったベテラン運転士さんたちに私が担当しているルートを案内してくれと言う指示がございました。

私がバスの運転の指導を受けた人を含めてですので、え~っと言う感じでしたが指示は指示、仕事は仕事でございますので行って来ました。

私は助手席でしたが、運転するベテランの運転士さんの運転技量に舌を巻くばかりでございました。私の方が勉強になった次第でございます。


朝夕は大変な渋滞になる工場前の道です。


そちらの方がちょっと疲れて、一時帰宅。

いつもだと洗濯機を回すのですが、出来ないのに困ります。ワイシャツや下着は、毎日洗濯する様にして、汚い感じの一人身にはなりたくないと言う思いでございます。

店舗に行かず、ネットで新しい洗濯機を頼みましたので、いつ届くのやら分からないので困ります。

昭和の頃みたいに、たらいで手洗いするか?それともコインランドリーにするか?

普段当たり前にしている事が出来なくなると、なかなか不便ですね。


自家製トマトとキュウリをトッピングした、ぶっかけソーメンでございます。


ワイルドながら、まあまあ美味しく栄養価も低くはないと思います。

そもそも、値段以上に美味しいと感じるお店が少ないし、何を使っているか分からないお店が多いので、あまり外食しない人でございました。

ぼーっと景色を眺めたり、本を読んで違う世界に浸る時間の方が好きなんですね。


昔から何度か読み返していた本を実家から持って来て読んでおります。


誠実なる他者の存在
 
幼児期からその生涯において、言葉に於いて誠実な人と接する機会を持つかと言う事が、内的世界、人格の形成に深く影響する。
権威を持ってしか人に語りかけない人、他者を律する道徳を説きながら自分を律する良心を持たない人の言葉によって、人の内的世界や人格形成が侵食されてしまう。

と、著者は特に政治家たちの言葉の不誠実さが、子どもたちに与える影響を懸念しております。

子どもたちに限らず人は、好きな人の言葉によって自分の内面形成に大きな影響を受ける。だから、愛情のある言葉を交わして行く事が大切なんですね。

色んな政治家さんたちがおりますが、人への思いやりや愛情に基づく言葉を発している人がいるのだろうか?なんて思います。

私たちの先達である勝海舟さんは、「知己を得る」と言う言葉を良く使っておりました。

「知己を得る」とは、文字通りには「自分のことをよく理解してくれる人、または、自分の真価を認めてくれる人」と知り合うことを意味します。親友や理解者を獲得する、あるいは、誰かに認められて厚遇される、といった意味合いで使われることもあります。

とあります。つまりは、自分に取ってかけがえの無い「人として誠実なる他者」の存在に巡り合う事が、「知己を得る」と言う事なのだと思います。

それは、一方的な関係ではなくお互いに内面世界を発展させて確かなものにしていける相互的な関係を言うのだと思います。
だから「赤心」(赤子の様な心)と「誠心誠意」無しに知己を得ると言う事は無いし、それはそのまま政治経済に向き合う姿勢でもあるのだと言っておりますね。

人の発した言葉は、自分にも向いております。自分を差し置いた言葉に、誠心誠意も愛も無い。よって本当の理解者も友人もできないと言う事になります。

だから一見孤独であろうとも、誠心誠意を尽くす事ができるならば知己に必ず巡り合う。そして、自分の内的世界が確かに、豊かになって行く。

伝えるだけでなく、人として一緒に育って行く心の世界の核心の様に思います。

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