辻川慎一つくば便り

働き者の手

日替わりで、違うコースの介助人をさせて頂いています。

運転士として入ったはずなので、立場的には微妙なのでございますが「グチは大した努力をしない人が言うものだ。」と「ゲゲゲのゲーテ」にもありました。

昨日は、会社で最高齢で頑張っている介助人さんに仕事を教えて頂きました。

運転士さんは、自衛隊出身で真っ直ぐ立つ姿勢も運転も尊敬して来た先輩です。


(昨日のお昼でございます。ソーメンに乗っているのは、妻が鶏レバーをチャイで炊いたと言う「タレ」でした。スナップエンドウは、JRの仲間が育てたのを頂きました。どちらも絶品でございました。)


書類を記入する介助人さんの手を見ていましたが、何と言うか働き者の無骨な手をしておりました。

会社で野菜を売っていたとか、色々と評判は良く無い人なんですが、何か違う様に感じました。

運転士さんは「もう77才になるんだよ。それで介助人をしながら野菜を作って売ってるんだ。一体いつまで頑張るのかな?ゆっくりすれば良いのにな。」と話してくれました。

それで何だか分かりました。
「そうなんですか。きっと働きづくめの人生だったのですね。」と返した次第です。

人の手は正直ですよね。国際都市つくばと言っても、以前は大変な田舎です。農家に嫁いできっと働き続けて来た。

それだけで凄いと思います。たまに「高価そうなコートを来てくる」事も何だか悪く言われているのですが、自分へのご褒美なんだろうなと思います。



(「どの瞬間にも無限の価値がある。そこに永遠の姿があるからだ。」ゲゲゲのゲーテ)


その方は、私に対しては全く感じが悪くありません。

たぶん家族のためにひたすら働いて来たのです。

凄いですよね。

その方と一緒に働けた瞬間に無限の価値がある。そこに人としての永遠の姿があるから。

そういう事なのかなと思います。

人を上下関係でしか見れない人もおりますが、無限や永遠を感じて信じる事なんて決してできないだろうなと思います。

同じ命、同じ人としてちゃんと見る。そこからですよね。

何を隠そう、私自身に欠けていた事であります。

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