辻川慎一つくば便り

星座と壁画

新しい一週間の始まりです。

出勤のために家を出ると、星が綺麗だ。

オリオン座が見えて、ペテルギウスから三角をたどると冬の大三角形が見える。

空気が乾燥して、光を遮らないのですね。

その分夜明けと夕暮れの日差しが眩しくて、運転するのが大変です。


模造しか見たことはありませんが、14000年前のラスコー洞窟の壁画です。


言わば原始人が書いた絵ですが、大きな牛だと5メートルもの高さで、天井にまで描かれているそうです。

絵の迫力も凄いですが、真っ暗な洞窟で灯りも足場も無ければできない壁画です。

もちろん14000年経ってもあせない絵の具の顔料も凄い。

全体のプロデューサーがいて、指揮者がいて、ミケランジェロみたいな画家がいなければ残せないものです。

人間の共同の凄さだと思います。

しかも、そのはるか前から笛などの楽器があった。

人間は、原始時代から食べるだけでなくアーティストであった。


壁画には、謎の鳥人間も描かれている。


そして、さらに凄いのは絵が天体を表しているとの発見もあるのです。

人が人であることの凄さは、宇宙、自然、命の躍動を一体として捉え、畏怖し、歓喜し、みんなでそれを表現して来たことにある様に思います。

孤独だからこそ、類として生きて来た。

宇宙にも、命にも終わりがある。
だからこそ、目一杯共同を求める。
孤独は、その裏側なんだと思う。

共同を支配に置き換えるつまらなさ。
目先の利益にしばられるつまらなさ。

先人から学び、素晴らしいことをまねることで、人間の文化は伝わりました。

先にやるのは大変だけれど、素晴らしいものならば伝わるんだと思う。

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