あんなふうに年をとりたい。
大学を卒業し、公務員の道に入ったのに自分には合わないと辞めて、自分に合う仕事を探しながらこの会社に来た青年がいます。
何と日本海側から、ネット求人を見てスクールバスの運転士になるために来たと言うのです。
みなさんはご存知でしょうか?
将来性や収入の低さに対して、責任が重いので若者たちの選択肢にはなって来ませんでした。
自動車運輸業界の高齢化と労働者不足は、社会全体の動脈硬化をもたらす様な深刻な問題です。

(紅葉と言えば、モミジやイチョウが思い浮かびますが9月から散り始める桜の葉が11月になっても頑張っている。そのしぶとい赤が私は好きなんです。)
まだ20代の彼に話を聞く機会がありました。
「収入が低いのは分かっているのですが、自分に合わないのに無理をし続けるより、合った仕事をして生きて行きたいのです。」
「そうですか。人に言われて無理をしても後悔するからね。自分の選択なら、後悔しないよね。先輩たちを見ていてどう?」
「この仕事をしている先輩たちは若いと思います。自分が年を取るならこんなふうに年を取りたいと思うのです。」
「そうだね。子供たちに関わる仕事をしている先輩たちはステキだよね。君が誰かと一緒になっても、金目当てより苦労しても一緒に生きてくれる様な人ならきっと幸せになれるよ。」
そんな話を交わしました。
真っ直ぐに人を見て話をする青年です。
そうか!
若者たちに、あんなふうに年を取りたいと言われる生き方をすることが、若者たちの生きる希望になるんだ。
やはり私たちがどう生きるかは重要なんだと、教えてもらいました。
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