辻川慎一つくば便り

麦に学ぶ

麦が黄金色になる5〜6月の初夏を「麦秋」と言いますよね。

今日は初夏どころか30℃超えの暑さ。こまめな水分補給で熱中症対策が必要かと思います。

私の方は、午前中は実習生の送りで柏市の「柏の葉キャンパス駅」近くに行って来ました。

以前妻と訪ねたことのある「布施観音」の近くでございました。

先週辺りから目が痛み出して「いよいよ年かな~?」なんて思ってたら「紫外線が強くなってるからだと思うよ。子供たちを乗せている訳じゃないから、サングラスをした方が良いよ!」と妻がアドバイス。


なるほど、効果があります。

こまめな防御対策が大事なんだと実感した次第です。

「あなたの『大丈夫』で大丈夫だったことは無いでしょう?」と言われてしまいます。

まあ周りの人には「大丈夫だよ!」と励ましつつも、自分が大丈夫でない場面はたくさんあった様に思います。


(筑西で散歩しながら、麦も同じでない事に気が付きました。こちらは?小麦だとばかり思っていましたら、何と二条大麦なんですね。お世話になっているビールや焼酎の原料でございます。)


みなさんは、現代人の大変さって何だと思われるでしょうか?

実は、古いしがらみから解放されて自由な個人になった分自分が生きる意味は、自分で見つけなければならなくなった事にあるみたいです。

封建時代だと生まれた時やところで決まっていたので、そんな事に悩む必要が無かったのですね。

自分で意味を考えたり、見つけたりしなければならない。それが大変なので、宗教だの、組織だのに依存してしまうのが楽な訳です。

意味は、国家も含む組織やリーダーが与えてくれるので悩まなくて良い。不都合な事があれば、悪者を作ってみんなで叩けばその枠内では「安泰」なんですね。


(こちらは「六条大麦」でお味噌等の原料。違いがはっきりと分かります。)


ところで「新自由主義」と言う考え方は、労働組合だけでなく会社も役所も、地域の共同さえも資本増殖の敵だとする考え方ですので会社も、生きる意味を提供してくれるもので無い事をはっきりさせたのです。

日本的生産の土台であった企業の共同体的あり方が、急速に崩壊しているのですね。

自分たちが生きる意味は、自分たちで考え生み出さなければ、誰も答えられない。

そう言う時代なのかな~って思います。


(で、これが小麦なんですね。麦も色々でございます。)


昔は寒い頃に「麦踏み」と言う農家泣かせのジミな作業があった様です。

踏みつけると反発して強く、元気に育つので子供に「麦」の名前も付けられて来ました。

飲んだり食べたりするばかりでなく、厳しい環境の中で負けずに、自分から意味の実を結ぶ様に麦からも学ばないとダメだなーと反省致します。

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