辻川慎一つくば便り

待てると言う事。

三連休の2日目でございます。

ゆっくり晩酌をして休んだのですが、どうにも左手の指が痒くて何度も目が覚めました。

朝見てみると人差し指と中指が腫れておりました。よく見ると水ぶくれもございます。

毒蛾にやられたのは足ですし、症状が違うんですね。

別の虫にやられていた様です。

母から「畑をやる時は、マダニに気を付けて。」と電話をもらったばかりでした。

で、調べて見ましたがマダニに刺された症状とも違う感じです。

まあ、痒いと言うのは自分の免疫力が闘っていると言う事でもありますので、炎症を鎮めるために冷やしたりしております。こちらも、しばしの忍耐が必要かと思います。

搔いてしまうと、ヒスタミンが出て治るのが遅れたり、悪化するともありました。

慌てて、我慢できないと悪化する。待つ事ができるのは、かなり大事な大人の条件だよって自分に言い聞かせながら。


JRの後輩との約束がありますので、参議院選挙の投票に行って来ました。


どうにも声高に正義の主張をする政党や人物にウンザリしてしまった私です。なので、政党でなく個人名で投票して来ました。

あれやこれやと賑やかではございますが、本当に大変な生活をしている人たちは投票にも行けない様に思ったりしております。

土台、お金がなければ選挙に出る事もできませんね。そう考えると困っていない人たちの選挙の様に思います。大して困っていないのですから、一時的に脚光を浴びても、極端な事なんかできないと思っております。国民が求めていないのですから。

投票を終えると満開のサルスベリ(百日紅)がございました。

サルスベリの花の季節が来たのですね。


「円空」と言うお坊さんの映画を見ました。


水害で母親を亡くした悲しみを胸に刻みながら、同じ苦しみや悲しみにある民衆のために木彫の「円空仏」を彫り続けたお坊さんでした。

その仏たちは、みんな優しく微笑んでいる。自らを「乞食坊主」と呼び、苦しむ人々に寄り添う仏様を生涯彫り続けたと言う事です。

そんな円空さんとその仏たちを大切に守って来たのは、日本の庶民なんですね。

口先で、今だけ、金だけ、自分だけの人たちであれば、それはそれまでの様に思います。


田んぼのあぜ道に咲いていたスベリヒユ。雑草なれど、実はスーパーフードでもあるそうです。


そう、そう。幼児期の頃って「待つ」と言う事が大変ですよね。おもちゃであれ、遊具であれ、自分がやりたいと言う事で友だちと争いになります。で、待つ事によってより深い喜びが得られて行く事を学んで行く訳です。

大人になっても「我先に」とラッシュアワーを突っ走る大人たちもたくさんおります。

待つと損をする。待つ時間はムダだと思っている。そうして、事故の確率を高めて時間だけでなく命のロスをして、他の人の大切な時間も奪ってしまうのです。

だから、運転も何事も自分の心の在り処との格闘になります。

表面的な事に踊らされたり、慌てさせられたりする事無く、自分の心と向き合いながら微笑みながら待てる事。

こんな時代だから、大切な様に思います。ちゃんとした大人が必要とされている様に思います。例え、明日が無くても待てるのが大人なのかも知れません。

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