辻川慎一つくば便り

過ちは繰り返しません。

朝5時。気温5℃。仕事に行く前にゴミ袋を置きに行きました。
天空にはオリオン座が輝き「いよいよ冬だな~」と思います。

この星空を、母がパートの仕事をしながらそろばん塾に通わせてもらった小学生の時に見ていました。

そろばんも書道も身に付きませんでしたが、思い出だけは残りました。子どものために、貴重なお金をかけてくれたのでした。


「労働者には、一つくらい良いところがあるんだ。悪いところでなく良いところを見るんだ。辻川。」


尊敬する先輩であり、師でもあった故中野洋さんの教えでした。

それは中野さんに続き、動労水戸と言う労働組合を仲間たちと作り、委員長に就任した私の見方となりました。

悪いところや嫌なところを見つけるのは簡単。良いと思うところを見つける。

苦楽を共にして一緒に闘い、生きて来た仲間たちに「辻川さんは、人が良すぎる。人に甘すぎる。」と良く言われます。「でもね。そんな辻川さんだから、俺たちはついて来たんだよ。」と言ってくれるのです。

妻が「こんなに仲間を思う人たちの集まりは見た事がない。」と言う動労水戸と言う労働組合が崩されずに来た柱が私であったのには先輩の生きた教訓があるのです。


(国鉄時代に電気機関助士として入換に来た常磐線荒川沖駅のシンボルだったセメント塔が、残念ながら撤去されてしまいました。)


そんな私でもどうにも合わない人がおりました。同じく中野さんを師としているはずの人でした。

何故なのかずっと疑問だったのですが、中野さんと同じ時代を生きた先輩から「辻川君。彼は腹黒いだけだよ。」とバッサリ言われて「なるほど」目からウロコが取れた次第です。

表面は人当たりが良く、もっともな事を言う。しかし、何だか心に響かない。

でも言っている事と腹の中が違うなら当たり前のことだよなーと、今さらながらに納得した訳でございます。

腹黒いってそう言う事なんですね。



「辻川さん。今さら何を言ってるの?そんなの常識だよ!」って言われそうですね。


でも言い訳させてもらうなら、良いところ探しが忙しくて、腹黒い人がいるなんて事すら考える余裕は無かったのです。

それくらいめちゃくちゃな組合潰しを受けた。

頑張り抜いた今だから笑い話にできるけどね。

本音と建前が違う「腹黒い」人たちには通用しない世界だったと思う。

働いて生きていて、辛い事や悲しい事が誰しもにある。だったら、心から笑い合いたいじゃないですか。

たくさん私のダメなところを知っている仲間たちも、一つくらい私の良いところを見つけてくれた。

「辻川さんは、仲間を絶対悪く言わない。」って。

しかし、過ぎたるは及ばざるが如し。

仲間でない人まで仲間だと無理に思おうとして、本当の仲間たちに迷惑をかけて来てしまった。


もう二度と過ちを繰り返してはならないと深く思うのです。

https://youtu.be/TqtbSQ5KEaY?si=qpyG_f3OBAi_jEpx

こちらも繰り返してはなりませんね。拡散お願いします。

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