辻川慎一つくば便り

辛さを噛みしめて

おはようございます。

やはり、休みの日も3時に目覚めてしまいます。疲れが目にも来て痛みますし「もう起きるの?あなたがいないと寒い。」と妻が言うのでまた眠ることにしました。

夜がおそく、朝が早い仕事に慣れるまでには時間がかかる様です。それに合わせる妻も大変だと言います。


帰りがけに、一番お世話になる警備会社の労働者の名前が覚えられればとお話をします。


お世話になっているのに名前も知らないのは失礼だと思っての事です。

色んな職歴の人が警備の仕事をされている様です。

夜間12時間労働で休憩時間が2時間半。月に20日泊まるので、三分の二は夜家にいないと聞きます。

それでも、私たちの帰りには「お疲れさまでした。」と声をかけてくれます。

なので私も「お疲れさまです。お先に失礼します。」と心からあいさつをします。

働くと言う事は、誰しも簡単な事ではありませんね。

辛かったり、大変な事があったり、みなさん同じなんだと思います。

だから、楽をしたい人も、ズルく立ち回る人もいる訳です。

でも、辛さも噛みしめないともったいない様に思います。辛さや痛さを噛みしめるのは、人の辛さや痛みを分かる様になる事だから。

良い事や良いもの、良い人を噛みしめられる様になるためには、大事なことの様に思います。


(自分のためばかりでなく、バスに乗っている人のために、さり気なく「濡れタオル」を下げています。インフルエンザには、ワクチンを打つより有効だとの妻の教えです。)


昨日紹介した伊集院静さんは、7年の「不倫」関係を経て再婚した夏目雅子さんを失い、絶望してアルコール依存症になったのですね。彼は、17才の弟も亡くしおりました。当たり前なのかも知れませんが、やはり絶望するほどの辛さから依存症になったのは私だけでは無いのです。

そして彼は「別離は切ないが、つかの間の記憶でも、人の胸の中に誰かが消えずにいることは素晴らしいものだ」と記し、「人は身近な人々を失ってみて初めて、その人の思いやりを知る。気付いた時には相手は去っている。世の中はそのくり返しなのだろう」とも残しているのです。

やはり、辛さと痛みを感じ抜いた優しい人だった様に思います。

https://youtu.be/dGvOD8d0qUw?si=Az1sXJJM_z7gUDPp

私は、まだまだだと思います。


「仲間のみんながあなたについて来てくれたのは、あなたの優しさだったと思うよ。あなたの権威では無かった。」と妻が言います。

大切な人たちとその辛さや大変さも噛みしめながら、私の生き直しの旅があります。

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