辻川慎一つくば便り

辛さは半分に喜びは倍に

何だか30℃くらいになるとほっとしますが、湿度が高いので結構疲れます。
引き続き、注意し合いながら乗り切って行きたいですね。

妻がイジメをテーマにした韓流ドラマを見ながら「あなたはイジメられた事は無いの?」と聞きます。「うーん。あんまり無いね。」と返しますと「親にも大事にされて、何て幸せな人なんでしょう。」と驚いた様に言います。

何でかな~?と思い返しますと、その時その時にほとんど必ず仲良しがいた事を思い出しました。

いじめっ子みたいな子がいると、仲良しの子に「一緒に逃げようか?」と言って逃げまくる。するといじめっ子の方が「どうして逃げるんだ?」と泣き出す。それでその子も寂しかったんだって分かったりした。

それから、とても暴力的な子がいて取り巻きを作り、ささいな事でみんなを殴る事もありました。その現場を仲良しと一緒に見てしまったために、二人して殴られて一緒に泣きながら帰った事もありました。

でもその仲良しとは、一層仲良くなり病気で休んでいると手製のゲームを作って家を訪ねたりしました。

考えて見ると友だちと言うか仲良しがいない時がほとんどありませんでした。今でもみんなの名前を覚えております。どこにいるやらわかりませんが、元気でいるかな~なんて思い出したりします。


(こんな感じでしたね~。)


他の動物と人間の際立った違いって、子供時代が異様に長い事なんですね。

遊ぶと言う事。特に友だちと親しくなり遊ぶと言う事が、実は人間の生存能力を高めるのにとても重要な事の様に思うのです。

きっと子供時代と言うのが一生を決めて行くくらい大事なんですね。

一人遊びの時も大事だし、「〇〇ちゃん。遊ぼ〜!」って友だちの家に誘いに行って一緒に遊べるのも大事だったのだな~って思います。


(筑豊炭鉱にて。父に抱かれた私です。)


間もなく90才になる私の父は、兄弟も大事にして友だちも大事にして来ました。なので今も「友だちは大事だよ。付き合いは大事にしろ。」と言います。

人と競争して、比べて「勝ちぬいた」なんてところに、本当の生存基盤なんて無いのだな~って、自分の人生を振り返りながら改めて思います。

楽しい時も一緒にした友だちは、困難に立った時には助けてくれた。別に助けてくれなくても、一緒にいるだけで力になるのです。

「あいつは一人ではない。」と分かるので、イジメられたりしないのですね。

人は良く見ているのでございます。

そう考えると、色んな仲良しの人たちがいて今の私がいるのです。

実際に身体を張って守ろうとしてくれた人もおりました。

残念ながら故人になってしまった人もおりますが、みんな私の中に生きている。

うわべだけの「善人」もいれば、心優しい「悪人」もいました。

本物のヤクザに助けられた事もあります。

なので人は、その人が接した様に接する様にも思います。

恩を返し用の無い人がたくさんいますが、返し用の無い恩がある事も大事かも知れませんね。

解決できない事。答えが見つからない事をずっと自分に問いながら。

分かる事は、辛さは半分に、喜びは倍になるのが心でつながる仲の良い友人の存在だと言う事です。

子供たちの好奇心旺盛な顔を見ると楽しくなります。最初から偏見がある訳では無いのですから。そして、生きて行く上で大事なのは、点数を取る事より仲良しがいる事だよ、自分を卑下したり、人を下に見てはいけないよって伝えたい私がおります。

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