財布の中から人が見えない。
何と私、今日は後輩の紹介で映画を観に宇都宮まで来ております。
JRの時代は、差別されていたとは言え他の中小企業の労働者に比べると賃金も高かった事、電車に乗るのも普通列車ならただであった事などどれほど恵まれていたのかを痛感する日々でございます。
お陰でお金の使い方も全く変わりました。
財布の中ばかり見ていると、お金の価値と言うのは他の人の労働があってと言う事が見えなくなる。
お金があれば、自分一人でも生きていけるなんて誤解が生まれるんですね。
そもそもは、マルクスさんが「資本論」で説明していた事なんですが…
この人が、とても分かりやすく説明されております。
と言う訳で、財布のお金と相談しながら単身宇都宮に来る事にした次第です。
興味ある映画が無料で観れて、後輩とも会える訳ですから、私には価値がある訳です。
昨日も働く現場では、色んな事がありました。道路状況と同じで、同じ日がありません。
その中でもがきながら、人としてのプライドを持って働いている同僚たち。
その人たちが働く事で社会は動いている。
働く人がいなければ、お金自体には何の価値もない。どんなにお金があっても人が動いてくれなければ、会社も社会も終わるのですから。
お金で買っているのは、他の人が働いた結果なんですね。
(昨晩妻が用意してくれました。妻が働いたお陰を美味しく頂きました。)
倒産した会社に比べても、かなり多額の借金がある現在の会社が倒産しない不思議。
コロナ禍で、バスが全く動かないピンチの時に、当時の社長が「給料は払います。安心して下さい。」と言いました。
後年「どうしてあんな事が言えたのですか?」と聞きましたら「働く人が、みんな逃げたら、それで終わりでしょう。」と言っていたのを思い出します。
借金が問題なのではなく、働いてくれる人がいるかどうか?なんですね。逆に蓄財しても、人が動いてくれなければ何にもならない訳です。
墓場には何も持って行けないのですから。
何度もマルクスを読んだはずでしたが、分かって無かった様です。
人とつながり、共に動いた時にお金は活きるのですね。
みなさまも良い1日をお過ごし下さい。
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