辻川慎一つくば便り

見せかけの優しさでなく。

どうも、あれもこれもやらなければに支配されて一つ一つが雑になる。しかも人に良く見られたいと言う欲まであるので矛盾する。

結局自分のためにもならず、トホホな結果になって来た様に思います。

本質で同じ事をいつまでも繰り返すのは、愚かですね。

今日は、せっかく担当バスが変わりましたので、あれもこれもと言う気持ちを抑えながら朝乗務後の年末作業をやりました。


ヘッドレストカバーを外し、洗濯機で洗い、取り付けました。


外すよりは、装着の方が手間取ります。綺麗に付けないと台無しですので。

一つ一つ付けながら「何年か前に、657系の座席シール貼りを、仲間たちと一緒にワイワイ言いながら楽しくやったな〜。」なんて思い出ます。

「シートベルトをお締め下さい。」と書いてあり「お手数をかけますが、万が一のためにシートベルトをお願いします。」とアナウンスするけど、ほとんどの人がやらないな〜。なんて思ったりします。

シートベルトをしないと、万が一の場合の保証が10%ほど引かれてしまうのです。運転士が注意喚起しないと、運転士の責任も問われます。

私も万が一も無い様に運転はしているのですが、絶対は無い訳です。

そんなこんなも思いながら、最後にカバーの取り付け状態をチェックしました。

やらなければならない。やれば良いと言うやっつけ仕事だと、やはり自分に取って良くないのだなと思いました。土台楽しくない訳です。

ちゃんとやると気持ちが落ち着きますね。自分のためが、人のため。そんな感じが致します。


本当に自分に優しくあると言う事は、人に優しくあると言う事と一体。


自分に甘いから、人にも甘くしてダメな事も良しとすると自分も人もそれまでになる。

相手の甘さに依拠して、実は自分の甘さを容認しているだけなんですね。

自分が好き!ではなく、嫌われたくない、良く思われたいと言うのは、自分が自分の人生の主人公になれていないと言う事なんですね。

そう言う人だと「中味ゼロ!」になる。「あいつは中味ゼロだよ!」と同僚が言うのを聞いて驚きました。

中味ゼロって何だろう?厳しい言葉でしたが、果たして自分と無関係だろうか?

自分が自分の人生の主人公になれず、見かけだけ繕うならば、67年も生きて来た私だって中味ゼロって事になるな。

見せかけが通るほど甘い世界はどこにも無いのだ。本物の優しさこそが人の中に残って行くのではないかと改めて学んでおります。

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