辻川慎一つくば便り

蓼食う虫も好き好き

読めない秋の空ですね。
晴れるかとバスを洗車したら雨が降る。私だけでなく、他の運転士のみなさんも嘆いております。
結局毎日洗車して、拭き上げては雨が降る状態です。

それにしても、雨の中のラッシュアワーの辛さを思えば明るい中を運転すれだけでもずいぶんと気が楽です。

夜雨が降らない事だけでありがたく思えます。


今日も朝の乗務後洗車して、清掃する事1時間。


そしたらポツポツと無情の雨。
は〜って感じでした。

所定の停車位置に停めて転動防止手配をして、ふと見ると


こんな花が咲いておりました。


調べて見ましたら「イヌタデ」と言う名なんですね。

役に立たない植物に「イヌ◯◯」と付ける事があるとの事です。

役に立たない植物なのに画材にされる秋の花でもあるとか。

ちゃんと役立ってるじゃん。なんて思ったりします。人なんて勝手なものですよね。

役立てるかどうかは、その人次第の様に思います。実際私の目を引いて、気晴らしになっておりますし。


柳蓼(ヤナギタデ)。同じ仲間ですが、こちらは役に立っている様です。



こうなると酒の肴のお刺身についている記憶があります。


紅蓼とも言われて、ヤナギタデの若芽なんですね。

殺菌作用があるだけでなく、様々な薬効があるとの事です。

知りませんでした。

蓼(たで)は辛いので、こんな辛い葉を食べる虫もいると言うので「蓼食う虫も好き好き」と言う言葉ができたとか。

人の好みも色々って事の例えなんですね。

殺菌作用や薬効がなくても、役に立たなくても、何かしらの意味がある。

その意味を見出すのも人の力の様に思います。

さしずめ私なんか「イヌ男」かも知れません。しかし、意味を見出すのも結局自分自身なんですよね。

役立たずの雑草だとか、イヌだとか人が勝手に決めても、そんな事お構いなしにイヌタデは懸命に咲いております。

自分は役立ってる。しかし、あいつは役立たずだ何ていう考え方自体が、私には合いません。それぞれの多様な意味と好きがあるのですし。

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