辻川慎一つくば便り
Home
疲れた〜けど旅は続きます。
今日は、初の予備勤務で担当している中型バス2台のワックス掛けやエアコンフィルタの清掃等をやりました。
お供は、バス運転士の先輩に頂いた「ツナギ」の作業着でございます。
いつもは、JR時代からの紺色のツナギなので出入り業者の人に間違われたり「良く働いてますね?花粉で真っ黄色だ。」とからかわれたりしました。
ちょっとイメージが違うのかも知れません。でも私の心強いお供です。
お昼を挟んで6時間半、フル稼働致しました。総歩数は10000歩なれど拭き上げもワックス掛けも高い場所は脚立に登りますので、何十回か上がり降りするのでさすがに足がガクガクになりました。ただでさえふらつくのですから、なるべく慌てず慎重にと思いながらも2度ほど落ちそうになりました。
1台目は冷静にやれたのですが、2台目になると身体も精神力もくたびれて来ました。
もう若くは無いんだな〜なんて当たり前の事を実感致します。
エアコンのホコリ取りフィルターも2台分。カバーの取り外しと取り付けがちょっと面倒です。でも、最初の時より断然早くなりました。慣れなんですね。
同僚たちに声をかけて頂きながらも、時間をかけて一人でやる作業に集中するのはなかなか楽しいです。
今は無き息子に「お父さんは、お前の分も頑張って生きてるよ」って声を掛けながら、せっせとでもなるべくしっかりと動く事を心がけました。
私がこの地、この会社で働く事にしたのは、そこで息子を一人で逝かせてしまったと言うのが一番大きな理由です。
せめて側にいてやりたい。大変でもそこで頑張ろう。そんな気持ちでした。
なのでつくばに来てから最初に行ったのは、息子が亡くなったアパートでした。そして、いよいよバス運転士として正式に始まる事が決まった時にも、報告に行きました。
そして、息子がお世話になったと聞いた人は、探してお礼を伝えました。
息子に辛く当たっていた人の事も聞きましたが、辛い環境にあった人だと分かりました。みなさんには嫌われておりましたが、私には良くしてくれました。怒りの気持ちが湧きませんでした。傷ついている人だと理解できたからかも知れません。
色んな人を見て来たし、関わっても来たのですが心から嫌だと思う人がいないんですね。
人を人とも思わない態度は許さないと闘った事はかなりあるのですが、人を憎いと思った事が無いのです。
「自分は傷ついてないからだ!」って、私の側にいる人に良く言われました。
傷付かない人なんているのでしょうか?傷付いているから、身を守り、心を守るために色んな「病気」になったりするのだと思います。やたら人に攻撃的な人もおりますが、それはそれで自分を維持し守るための心の現れの様に思うのです。
「過激派」からヤクザ屋さんから、外国人とも親しく付き合い、心の病の組合員もみんなで守って来て、息子を失った経験もある私の到達点は、人間はみな兄弟姉妹であり愛人でもある。
許せる事、受け入れられる事、抱きしめられる事。
それが、自分が自分たる最大最強の免疫力ではないのか?
そんな心境でございます。
それを縛ろうとしても無理なんですね。それは、私で無くなれと言う事なんですから。
明日から、また乗務です。
私の旅。人との出会いが続きます。
https://youtu.be/LhNd_lVhF2g?si=x6zBkJ0vOWtVTiSH
未選択
2025/03/26 17:10
0
コメント
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
コメント送信
前のページ
Home
次のページ
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
カテゴリー
未選択(1337)
最新記事
友情、思いやる心、変わる景色。
(04/07)
桜の花を眺めながら
(04/06)
遊ぶ人(ホモ・ルーデンス)
(04/05)
霧のち桜が咲く中で
(04/04)
無題
(04/04)
RSS
RSS 0.91
RSS 1.0
RSS 2.0
リンク
管理画面
新しい記事を書く
P R
ページトップ