辻川慎一つくば便り

甘くない時代のチャンス

戦争に負けても拡大、拡大だった昭和の時代に育った私。「あなたみたいな昭和初期じゃない!」と10才年下の妻に言われます。

「あのね。昭和初期なら戦争の世代だよ。」と抗議しつつも、昭和のど真ん中であった様です。

厳しい時代を生きてきたつもりでしたが、昭和後期や平成世代に言わせると「あなた達は恵まれている!」と言う事になる様です。

恵まれている私は、今日も朝から忙しく動きっぱなしでございました。

お弁当を食べて、ようやく一息つきました。


(今日は愛妻弁当に、JRの後輩が贈ってくれた野菜ジュースです。)


65才になり、年金が「満額支給」になりお知らせが来ました。

見て見ると月額15万円を切っております。どうやら、現役世代の負担を上げながら支払いを下げ続けて来た現時点での金額でございます。

そこから月額1万円の介護保険が引かれる訳です。

自営業の人などは国民年金のみで、平均65000円弱。

それに比較すれば「恵まれている」のでしょうか?

恵まれているの基準が、基準たり得ていないのでは無いのかな。

では、私たちの後の世代はどうなるのでしょうか?

一体誰に比較して恵まれていると言えるのかな?

ちゃんと次の世代の事を考えずに、自分たちだけの境遇を嘆くのは大人としては、恥ずかしい。


(私が小学生の頃の大洗水族館でございます。)


戦争があり、貧困があり、公害があり…昭和が良かった訳では無いのですが、貧しさを豊かに生きるための共同があったと思います。

つまり、辛かったり大変だったりするからこそ助け合った。

「遠くの親戚より近くの他人」とも言われました。

何だか「自立」と言う言葉が、金を稼いで一人で生活すること、みたいにされて来ました。

でも本当の自立は、仲間を作り助け合って生きて行く力の事なんだと思います。

甘くない、厳しい時代だからこそ、私たちは真剣に共同して生きる事を闘い取らなければならないのだと思うのです。

統一教会も、政府も、政党も、本当に必要な生きるための共同ではなくお金集めばかりして来ました。

綺麗事や嘘が通じない時代の到来ならば、「厳しい時代」はそんなに悪くないと思うのです。

新しい、本物の共同を世代を越えて厳しく生み出せるかどうか?

そこじゃないのかな。

今日ももう一踏ん張り、頑張ります!

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