辻川慎一つくば便り

アナログなんですが…

この会社に来てから3年が経ちます。

その間何かとお世話になった年下の先輩が、今日で退職されます。

JRで言うと当直助役。運転士の点呼や車両の管理をやる仕事の方です。

細かいのと、愚痴るのと、自慢をするので運転士さんたちの評判は良くありませんでした。

でも年老いたお母さんの心配をして、寝不足になりながら介護をされています。

一見感じの良い方ではありませんが、本当は優しい人何だと思います。

バスの運転が下手くそな私に取っては、色々と教えてもらえるだけで有り難い人でした。

何度も何度も失敗したのに、あまりその事を責められた事もありません。

人って、見る人によって全然違う様に思います。


(ようやく動きまわる小さな蜂が撮れました。「ハナバチ」と言うらしいです。)


その年下の先輩に、お礼の手紙を添えて餞別をお渡ししました。

大した金額は出せないのですが、金額の問題でなく感謝を伝えたい気持ちの方が大切だと思います。

子供たちを乗せてバスを運転していた時に、子供たちや保護者の人たちから頂いた手紙は頂いたもの以上に嬉しかったですし。

心のこもった手紙。
ワープロでなく、時間と手間の掛かった手紙。

それをしたためる間、相手の事を考え、思いやりながら、自分の気持ちを伝える。

SNSでつながり簡単に命を奪ったり奪われたりしますが、人のつながりってそんなに簡単では無い様に思います。

あれこれ悩む。めんどくさいと感じる時もありますが、相手を思う中にこそ生きている自分を感じる様に思います。

自分しか無い人は、生きている実感が希薄なんじゃないかな?

誰かを思える時に、確かに私はいる。
同じ教義を信じる人たちの間に、お互いは無い。信じる自分しか無いですからね。

ある意味では、孤独で楽な世界なんだと思います。自分がそうでしたから。

人を思いながら生きたい。
そう思います。




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