辻川慎一つくば便り
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無常な世界なんだけど
7月、8月と一体どうなっちゃうんだろうって猛暑でしたが、朝晩は肌寒く感じるくらいになりました。
やっぱり茨城は、都内とは違い寒暖差が凄いと妻は言います。
いつまでも続くかと思われた栄華もいずれ終わる事を私たちは、日々見ているはずですがなかなか謙虚に向き合えないのも人間なのかも知れません。
戦も、天災も昔からありましたし、栄華を極めた家や人も次々と入れ替わって来た。
進歩して来た様にも見えますが、立派な建物が廃墟になっているのを見ますと、本質的に変わらないのかな〜なんて思ったりします。
現れては消えて行く無常の世界を歴史は教えてくれている様に思います。
妻と散歩に行きましたら、早くも彼岸花(曼珠沙華)が咲いておりました。
力にも、命にも限りがある事をちゃんと知る事、大事だと思います。
自分だけでなく他の人も、他の命も、奇跡の様な出会いでこの世界にいるのに、それをちゃんと見れずに押し合いへし合いして、憎しみ合う。
私は、そんなのが嫌だから目先の対立をどうしたら解決できるのか?をずーっと考え、行動もしてきました。
だから、対立を煽ったり、人を分け隔てする様な考え方と闘って来た様に思います。
ところが結局、対立があるところに存在意義を見出し、居場所にする人たちが大半でございました。
そんな人たちも、結局消えて行った歴史を見て来た半世紀でもございます。
初夏に開花したツユクサを刈らないでおりましたら、夏の終わりにも咲きました。
不思議な花ですね。月草の別名の様に、月の変化に反応しているのかも知れません。
私たちも、たまには空を見上げて宇宙を感じると良いかも知れません。解釈するのではなく感じる事。
最近は、出産も調整してしまう様ですが、本当は月の引力や潮の満干が命の誕生と密接に関わっているのですよね。
そうやって生まれたり、死んだりして来たのが本来の生命なんですよね。
宇宙から生まれた、自然と命。
私たちは、様々な困難や試練がある中で生まれ、今生きている。
それ以外に大切な事実ってあるのでしょうか?
生きているから、みんな死んで行く。
何かを残す事より、一緒にあるお互いがどうすればより楽しく、理解し合えながら生きるのか?
拒絶し、無視するのは簡単。
興味を持たなければ良い。
ところが、人が人たる由縁は、色んな事に興味津々な事。
興味が無くなれば、死んだも同然の様にも思います。
バスを運転する同僚が「誰もあいさつしない!」と怒るのです。高齢ドライバーだから、年下からあいさつするのが「常識」みたいです。
私はと言うと、みなさんに興味がありますし、親しくなりたいので私からあいさつをする。顔もなるべくちゃんと見る。そしてドライバーですから、まだまだながら快適で安全な運転を心がける。
そうしますと、ちゃんと感じてくれる人がいます。7〜8割は「ありがとうございます。」とか「行ってきます」とか返してくれます。
無視して運転するのは簡単な事。
でも私は無視したくない。
せっかく今を生きている者同士、いつか消えて行く者同士なんですから。
損得勘定や自己満足なんていう、つまらない発想をするから、怒ったり嫌になったりする様に思います。
今日は、職場の同僚の問題について、会社の責任者の人たちが動いてくれました。
私の様な者のお願いを受け入れて、動いてくれたのです。
ありがたい、ありがたい。
その恩をたぶん私の方が感じております。
ますます責任重大。
私自身がミスする訳には参りません。
という訳で無常の世界に無力な私ながら、共に生きている人を大切にできる様に、頑張ります。
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2024/09/05 16:08
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