辻川慎一つくば便り

次なる挑戦へ!

間もなく67回目の誕生日を迎えて、来週から2年ぶりに本社所属のバス運転士に復帰致します。

地べたを這う様に努力をしながら、失敗する。

苦労をしながら働いて来た労働者の息子ではあったのですが、どうやら坊っちゃんみたいに大事に育てられて来たためか、甘かった様です。

その甘さも含めて愛され、いろんな人に守られて来た人生だったのですね。

なので、どんな仕事にも真剣に向き合った「厳しい」2年間はとてもありがたい経験であり、人生の貴重なキャリアであったと改めて思います。


米不足との事ですが、実っております。


「実るほど頭を垂れる稲穂かな」と言われますが、私の場合は頭を下げながら実ろうとしている感じです。

まだまだだと、毎日思います。

今日は、朝の乗務の後本社に呼ばれて、来週からの働き方や具体的注意点についての説明をしていただきました。

2年間の間に、みどりナンバーの営業車についての法的規制が厳しくなり、やることが増えております。

安全に運転するのは当たり前。その他記録する事がたくさんあります。

アルコールのチェックも、乗務前ばかりでなく午前2回、午後2回。

点呼についても24時間撮影で確認項目をしっかり告げなければなりません。

ドライブレコーダはデジタルで記録されるので、発車はもちろん停留所事に乗車、降車のスイッチを押さなければなりません。さらに運転日報も手書きで記入する。

こうした事を運転し、乗客の安全にも注意しながら数もカウントする。

慣れるまでが大変ですが、頭の体操でボケている間が無い感じが致します。

そして、マナー、身だしなみにも配慮する。制服も新調してくれるとの事でした。


(昨日は、自家用車のメンテにも行って来ました。何しろ車が故障したら出勤できないのですから。)

60才でJRを去り、ハローワーク通いもして「鉄道員てのは特殊すぎて潰しが効かないな〜。」と感じました。まして労働組合や政治党派で「大活躍」していた身なので益々困難でございました。

そんな私が、67才になっても新しく挑戦できる事への幸せをしっかり感じています。結局人つながりという訳です。

国鉄分割民営化から規制緩和、民営化だ!と言って事故が撃発し、今や逆に規制だらけの現実です。

運輸業界に新規参入をどんどんさせて、競争させて、潰し合いをさせて、中小企業を追い込んで来た。

ずいぶん潰れもしました。

そして今や「個人事業主ではとてもできない。」ほどの規制です。

潰し合いでは結局生き残れない。
その中で、助け合い共存するしかない。

企業の経営者や責任者たちも、学習し変わっている。

さて、私たち労働者もいつまでも昔のままではいられませんね。

助け合い、協力し合う生き方を模索していなかいと容赦なく置いていかれる時代が来ている様に思います。

つまらない対立にとらわれている時ではない。

その意味でも新しい挑戦の時代が来ている様に思います。

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