辻川慎一つくば便り

泣くも笑うも蒔いた種。

いよいよ寒さもピークを迎えて行くのでしょうか?

指先と言うのは神経が集中しているからでしょうか?冷えにも敏感で、朝のバス内で書類を記入するのがなかなか大変です。痺れて来ると思う様に字が書けなくなります。

それは他の同僚運転士さん達も同じなんですね。辛い事も共有し合えると楽しいのが不思議ですね。

でも、病気でも、境遇でも、辛い立場に立っている人同士って共鳴し合えます。

とすれば、人は誰しもが死んで行く身のあっという間の命ですので、それを思えばみんな大切な存在だと共鳴できると思うのですが、そこは考えない様にしているのかも知れません。


妻に「マイナス思考だと人も不幸にしてしまうよ。」と注意される私です。


確かにドーッと落ち込む時がございます。それでマイナス思考だとどこまでも落ち込んでしまいます。

なので、ちょっとの事かも知れないけれど、楽しく感じる事を見つけようとします。

昨夕の出庫前、運転席から近くの建物に夕日が当たり赤く染まっているのを見ました。

普段はどうという事も無い建物なのですが、赤く染まって綺麗に見えました。

この時期は、空気が乾燥して光が真っ直ぐに届きます。

その分運転していると直射日光がひときわ眩しくて辛いのですが、良い事もあります。月も星も凛として綺麗に感じます。

辛いとか大変とかばかり思うと余計に辛く感じますが、楽しい事や良い事を見つけて行くと違う景色や人が見えて来る様に思います。

あと3年足らずで70才か、何て早いんだろうと考えるとちょっと暗くなってしまいますが、1年後だってどうなるか分からないのですよね。

過去も未来も無く、あるのは今。
今を大切に生きられずに、過去も未来も無い。だから、過去を後悔したり、未来に不安を抱いて今が支配されてしまったらもったいない訳です。

土台、自分に取って大切な人たちを差し置いて後悔や不安と言うのは、自分の都合や思いだけ。つまり、自分勝手でしか無くなります。

そして、今の結果と言うのは自分が蒔いた種。

良い種を蒔いていかずに、良い結果になる訳が無いのですから。因果応報ってやつですね。

深い後悔があるからこそ、日々良い種を蒔いて行く。


(妻が作ってくれた親子丼です。らっきょ漬も手作りです。)


極楽と地獄の違い。
かなり有名なお話しの様ですが、どちらもご馳走が並んでいるのですが、箸が1メートルもある。地獄の住人は自分だけ食べ様とするので、食べられない。極楽の住人は「お先にどうぞ」と他の人の口に入れるので食べられて、お互いに信頼して幸せを感じている。

違いは、それだけなんですね。

「お先にどうぞ。」と「我が先に。」
道路でも地獄と極楽が分かれております。

地獄と極楽は来世の問題でなく、私の今なのだと思います。

「狂いなく 泣くも笑うも蒔いた種」
自分に由る訳です。

今週ラストの乗務に行って参ります。


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