「考えるな。感じろ!」って、ブルース・リーさんが残した有名な言葉なんですね。
ブルース・リーさんは、1973年頃ブレイクするのですが、私が15〜6才の頃。
新入生で学生寮に入っていた同級生が、ブルース・リーを真似てヌンチャクを器用に操っていたのですが、急死してしまいました。そのショックと一緒にブルース・リーを記憶しております。

さらに2年くらい後に、やはり同級生が突然死してしまいます。
サッカーをしたり、スポーツマンの青年でございました。
ブルース・リーさん自身も32才で急逝されております。
やりたい事があって、生きたい人が急逝したり、死にたい人が他の人を巻き込んだり。人が生きるって事の理不尽さを感じながら、成長して来た感じです。
どうにも理屈だけでは割り切れ無い様に思います。
なので「考えるな。感じろ!」なのかも知れません。
考え過ぎると何もできなくなってしまいますからね。

そのブルース・リーさんは、香港の民主化闘争にも影響を与えたそうです。
2019年、香港で起きた民主化運動。デモに参加した人たちは口々にブルース・リー(李小龍)の格言「Be Water(水になれ)」を叫んだそうです。
特定のイデオロギーに縛られず、臨機応変に変幻自在に運動を展開しようと言う事なんですね。
ブルース・リーは、香港の若者たちにとっても、特別の人の様です。
長く生きれたかどうかよりも、自分自身を生き抜いた事への尊敬と共感なのかも知れません。
それくらい強烈な映像を残していますね。
しっかりと型があると思うのですが、型にハマらず水の様に生きるなんて、簡単な事じゃないですよね。でも、基本を守りながら臨機応変でないと通用しないのは現実なんですね。
理不尽さを嘆くよりも、自分自身をどう生きるか?
As you think, so shall you become.
「人は、自分が考えた通りの人間になっていく」
と言う言葉も残しておりますね。