辻川慎一つくば便り

わがままな大脳

人間は、直立歩行をして手を自由にすることで大脳を飛躍的に大きくしたとのこと。

飛躍した大脳は、自分が支配する肉体がいずれ死ぬことまで知ってしまった。

さらには、地球はもちろん宇宙も滅びることまで知ってしまう。

何とか滅びない方法は無いものか?

大脳は、滅びないものや永遠を求め続ける。

イタリアで火山灰に埋まった古代都市ポンペイと新宿副都心とが良く似ていると言う人もいる。

都市は、滅びないものを求める人間の大脳が生み出したと言う。


(日の出後の空が凄かった。「地震でも起きないと良いですね?」と話していたら本当に起きました。)


大脳は、死を知り、死なないことや永遠を望むのだけれど自分を支えている臓器たちが滅びれば、大脳だけで存在はできない。

だからAIなんてのまで生み出したのかも知れません。

でも、個別の脳はやはり滅びる。

だから、身体を無視して、無理ばかりかける脳の寿命も短い。


(落ちないで色付きはじめた桜の花。)


大脳は、欲張りだと思う。

新しい欲望や欲求の刺激で、さらに新しいものや欲望を生み出す。それがさらなる進化や発展のエネルギーになって来た。

しかし、同時に類的に生き残るための心を持ち、心としての満足を求める。受け入れられない大脳は、それをストレスと感じる。

欲望と言うと嫌なニュアンスを感じるかも知れませんが、大事な欲求なんだと思う。

欲求を満たしながら、かつ他者と生きるための忍耐を学ぶ。

だから、相手を尊重でき、忍耐できる人が信頼され満足を得る。

欲望あるいは欲求は、それが大きいほど忍耐を通しての実現を求める。

だから大きな夢や欲望が無くなると、忍耐できなくなって、だんだんと子供地味てくるんだと思う。

欲が無ければ大脳も萎縮してしまうんじゃないかな。

いくつになっても欲望と忍耐と言うか節制はセットなのかなと思います。

大脳は、自然そのものである肉体と対立していると不幸なんだと思う。人間も、人間の大脳も自然から生まれ、自然に帰る。

そう考えると今生きていることや人が輝いて来ないかな。


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