辻川慎一つくば便り

本当の危機って?

月曜日の今日は、穏やかな秋晴れになりました。

つい数年前まで老後のためには最低2000万円必要だと言われ、すっからかんになった「前期高齢者」の私にはどうあがいても無理なお話しでございました。

不安が無いのか?と言われれば無い訳では無いのですが、あるものが失われると言う不安からはかなり自由である様に思います。

持っていると思うから、失う不安がある。

全てを持つ事はできないのですから、何かを得ると何かを捨てなければならない訳です。

今日の私は、スクールバスの介助人さんでございますので「この先どうにかなるのやら」と言う不安を抱えるよりも、せっかくの長い昼休みなので妻を誘って公園を散歩して来ました。


清々しい空気に、柔らかな木漏れ日の中を手をつないで一緒に歩ける時間って大切なんだと思います。



水鳥たちがのどかに日向ぼっこしてました。


そんな穏やかな風景を見ながら、パレスチナで不気味に、悲惨に進む時間の事を考えてしまいます。

恐怖と絶望が、新たな憎しみを生む。

そして今回は、ウクライナ戦争と連動して世界的な戦争の脅威を生み出していると言います。

冬に向けて原油価格もさらに高騰するかと思います。

少子高齢化に労働者不足、エネルギー高騰の不安…。



そして、その危機を金儲けのチャンスと考える投資家たち。


そう考えると2000万あれば何とかなるなんて言うレベルの危機では無いのかな~って思ったりします。

どこの国でも苦しむのは、庶民であり働く人たちです。

目先の不安や不満でなく、本当の危機を見なければならない時の様に思います。

口先でなく心からつながり助け合う以外に、未来なんか無い。

戦争で破壊しているのは、命としての人間の共同性と連帯なんだと私は思います。

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