辻川慎一つくば便り

時代が悪い?

「時代が変わった」とか「時代が悪い」と言って、自分がどうなのか?と言う事から逃げを打ってはいないでしょうか?

では、戦争行き殺し合いをさせられた時代は良かったのか?

まあ、そのあたりまでは分かるので、戦争や憲法を変える動きには反対して来ました。

では、幕末は?
江戸時代は?
戦国時代は?
鎌倉や室町時代は?

想像するだけで良かったのか、酷かったのかはさっぱり分かりません。

とすると今の時代は、何に比して悪いのでしょうか?

国鉄分割民営化の頃?

動労水戸を作って直ぐに、組合員が不祥事で逮捕された。
「時代が悪すぎる。諦めろ。」と言われたが、組合員を守れなくて何の組合で、何の委員長だ!と諦めずに解雇させなかった。

そこから、動労水戸と言う労働組合の本当の歴史が始まった。

時代だからとかを言い訳にしない。組合員のために、みんなで闘う労働組合の始まりだった。



それから35年。


また「時代が悪い」「時代を考えろ」と労働者を責める。

一番変わったのは、日々労働し、厳しい責任を果たしている労働者に対する尊敬や愛が無いのに、労働者に説教を垂れる連中の人間性の喪失だと思う。

私はずっと勝ち目がない闘いに挑んで来たと思う。負ける!と言われ続けて来た。

リスクは、自分で背負えば良いことだ。現実には、負けては来なかった。

すると「時代が良かっただけだ」と言う。

やっぱり時代がどうのと言うのはおかしい。労働者や人間を押さえつけ、支配する論理だと思うのです。

やっぱり、時代を作っているのはあなたであり私たち自身なんです。

「この世界は食べ物に対する飢餓よりも、愛や感謝に対する飢餓の方が大きい
  のです。この世で最大の不幸は、 戦争や貧困などではありません。人から見
  放され、「自分は誰からも必要とされていない」と感じる事なのです。」

マザーテレサの言葉です。


私は、あなたは必要な人間だと笑顔であいさつをし、話を聞いて来ました。

それが、労働組合運動の出発点であり、現在も貫いているのです。

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