改めて出会う
コスモス好きの妻のために種を撒いたコスモスが、ほぼ満開状態になりました。背が高くなり、風が吹き、斜めになっていた幹を支柱を立てて真っ直ぐにしました。
夕方帰宅すると花が私の方を向いているのでにっこりしてましたら、朝は向こうを向き、昼は上を向いている。
うわ〜!花がお日様を向いて動いているんだと「再発見」して驚いた次第です。
時間をかけて、良く見ないと分からない事があります。

昨日は、バス運転歴32年の女性ドライバーと一緒に介助人として「一本」の仕事でございました。
この方は、昨年末に外国人実習生30人以上に「お雑煮」を作ってくれた人でもあります。
私の方は、ひたすら餅を焼く係りをしながら、お雑煮を仕上げましたので、その仕事の丁寧さと茨城にしては優しい薄味が印象に残っておりました。
改めてそのお話しをしましたら、やはり茨城育ちでは無く東京の生まれで旦那さんは愛媛県の高松出身だとの事で納得した次第です。
高松には、あんこ餅を入れた味噌仕立てのお雑煮があると教えて頂き「予想外に合う」とも話してくれました。

バス運転士になったのは、教員免許も保育士の資格も無く子どもに関わる仕事ができないかと考えて「そうだ。スクールバスの運転士になろう」と大型二種免許を取りに言ったとの事でした。
当時は女性の大型バス運転士と言うのは、こちらでは居なかった様ですが、免許を取って直接会社の社長に電話して採用になったと話してくれました。
いつも背筋を立てて、自分の仕事に誇りを持っている印象があり人として尊敬して来た人でした。
改めてその方と仕事をする事で、再発見がありました。
その人も65才を越えて、同じ責任を果たしているのに「社員である時とあまりにも待遇が違う」事に疑問を投げていました。
周りの同僚にも気づかいながら、現場で日々支えているシニア世代の話が良く伝わっていないので「間に入ってくれる人が必要なんです」と何度か言われました。
それを私に話してくれる意味と信頼を感じながら「人の話を聞く事には責任が生じます」と言った会社の責任者の言葉を思い出します。
ただ聞いているだけでは済まないのが、人の話しなのかも知れません。
散々失敗を重ねて来た今の私は、一人では何もできない事を改めて学んで来ました。
介助しながらも、それは一方的な行為でなく助けられながら無事にやり遂げられていると感じる毎日です。
子どもたちでさえ、力になろうとしてくれるのです。
決して一方的ではありません。
助け合えるから、できないと思われる事もできる。
妻がいてくれてですが、私のもう一つの再発見です。
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