辻川慎一つくば便り

括約筋もストレッチ!

国鉄からJR東日本による理不尽な仕打ちとの闘いを貫いて、60才再雇用の条件を巡って誰もやった事の無い「闘争」を貫いた私でございますが、その心や積年の思いを分かってくれた人は少数であったと思います。

ともあれ再雇用を蹴ってもネット一発検索で「何者か」が分かる時代。私を採用する勇気ある経営者がいる訳がございません。しかも資格が「電車運転士」しか無い訳ですからますます潰しが効かない現実。

仕方なく私がバス乗務員のみなさんと一緒に労働組合を立ち上げた会社の社長に頼んでみましたら「大型2種を取ってくれば雇う」との事。

55万円かけて「深視力」検査に苦しみながらギリギリの大型二種免許取得。さらに、それからが大変でございました。
以来5年。

大型バスを運転する重圧、眠らなければと言う脅迫観念と息子の一人を亡くしてからのアルコール依存が重なり、何度もドン底の失敗をする。

妻が側にいてくれて、また頑張る。
そんな5年間でございました。

一時は、バスの運転から外され最低賃金で何でもやる。こちらの会社でも、JRとは違った意味で「見せしめ」だった訳でございます。

そんな事が自分たちに何の関係があると思われる人は、幸せなのかも知れません。

人の悲しみや苦しみ。その中でも、他の人の存在があって何とか再び立ち上がる。

それは、震災であれ何であれ皆同じではないかと思うのです。


(今日の愛妻ランチは、ガッツリ「そぼろ丼」でございました。)


大事な事は、自分の大変さの中に、他の人の大変さを見て、今がある事を人に感謝できるかどうか?の様に思います。

自分だけの努力では無い。でも自分で努力しなければ、分からない。人のせいにして済ます人は、人の気持ちが分からないので孤独から逃れられないのだと思います。


(雨あがりの中、点検、出庫。)


本格的に乗務に復帰して、初めの頃は背中や腰、目の痛みなどに悩まされました。

外的要因なので、慣れるまで耐えるしかないと思っておりましたが、不調の基本原因は筋肉にある事が分かって来ました。

なので、運転席で乗車待ちや信号待ちでもできるストレッチをやる様にして来ましたら、だんだんと調子が良くなるのです。

ストレッチをする事で血流が良くなるのですね。

そこで今度は、半世紀治らないのでどうしようもないと思って来た痔も基本は同じではないか?と考える様になりました。

「自分で治そうと思わない人は治らない。」と言う妻の厳しい言葉もありました。

そこで、肛門括約筋ストレッチを始める事にしました。

直ぐには良くなりませんが、あきらめれば悪化するのみ。ここでも薬頼みでは治らない。何しろ半世紀です。

冷やさない事、そしてストレッチで血流を良くする。

括約筋ストレッチは、なかなか難しいのですが運転席に座っていると楽にできる事も発見できました。

すると、だんだんと調子が良くなって来たのでございます。

筋肉は使わなければ退化する。それは、肛門や膀胱も同じな訳です。

高齢だからしょうが無いと言うのはちょっと違う。筋肉は、いくつになっても鍛えられるのでございます。

それは内蔵も同じなんですね。

2025年問題と言われますが、深刻な労働者不足。

しかもドライバー不足が深刻。

今まで邪魔者扱いされて来た私でございますが、67才にしてついに必要とされる存在になったのでございます。

高齢者だから、自分は引退してゆっくり過ごす。その選択は自由でございますが、この社会から退場してはならない。

そんな事のために生きてきた訳ではない。

人生は常に、何が起こるか分からないのですから。

特に「前期高齢者」の仲間のみなさん。筋肉も、括約筋も、そして心もストレッチして気持ち良く生き抜き、諦めと闘いませんか?

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