辻川慎一つくば便り

押しくら饅頭、押されて泣くな!

まるで人生そのものの様に、つかの間の休日も過ぎてしまいます。

今週から会社の運営をなるべくスムーズにして働き安くするための総務の仕事から、派遣のパート社員として再び運転を専門とする仕事に就く事になります。

昨日は、朝から町内会での公園のクリーン作業から始まりました。小さな公園ですが、それでも時々子どもたちが遊んでおります。



比較的に駅が近い事もあり地元出身の人があまりいない分、ほとんど近所付き合いもありませんのでこういう時に顔を合わせる訳ですが、あまり会話もありません。


私より若い人も少ないので、子どもたちも少ない。

日本の現状を反映している様に思います。

それでも遊びに来る子どもたちのために環境整備をする。もちろん、一応参加して置くだけと言う人もおります。参加しない人もいます。

色んな人を垣間見ながら、高齢でも働き続けて人の役に立つ事を喜びとしている人は生き生きとしている感じがします。

雨が降り出していつもより早めに終わり、一息いれてJR時代の後輩を迎えに行きました。

ランチをしながら私の仕事の話をしますと、自分の息子も同じだから分かると言います。

「引っ越しの仕事なんだけど、大規模店舗の荷物を運んで陳列までやらされたりする。何でもやらないと生き残れないのが、中小下請けの現状なんだよね。」

若い世代も基本は同じと聞いて、やはりと思った次第です。私たちが若かった頃との違いを見つめながらでございます。

別れ際に「80を過ぎるとアパートも借りられない現実を、拳銃ぶっ放し事件が明らかにしたね~。甘くない世の中だよ。」と語りかけると「刑務所の方が衣食住が保証されるって訳だよね。拳銃は無いけど、人ごとじゃないよ。」と苦笑しながら帰って行きました。


友人を送り、新しい仕事に向けて妻に髪を切ってもらいました。


ドライバーさんたちにもシングルの人がおります。まだ働けるためなのか「俺の末路は孤独死だな。」と笑ったりしております。

人と関わるのは煩わしい、とりあえず働けて食べて行ければ良い。そう言う労働者で企業も回転し生き残って行くしかないので、いちいち働いている人の事なんか考えていられない。後は自己責任。

手軽な衣食住。手軽な人間関係で経済成長?ところで死ぬ事は、そんなにお手軽なんでしょうか?

寒かったり、辛かったりすればお互いの温もりの大切さを感じる訳ですが、感じられないと言うのは強さでなく鈍感にされているだけでしかない様に思います。

寒くなると「押しくら饅頭」をして友だちの温もりを感じた時代がありました。「馬乗り」もやった。

組んず解れつは、煩わしいどころか楽しく、温まる。頭だけの世界だと、温まらない。

そう言えば昔の労働組合のデモも、押しくら饅頭みたいだった。だから楽しかった。



押しくら饅頭、押されて泣くな!

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