辻川慎一つくば便り

自らに由る(自由)

毎週の様に会いたい人に会って来ましたが、今週の土日も古くからの友人に会って来ました。

「人を思うならば、本気で、とことん付き合う。それで初めて人が見えて来る。ダメなヤツもね。」

その様に真っ直ぐに生きて来た友人です。

その父親の姿を見ながら育った子どもたちも、立派に成長しております。

「俺は、こうしろあーしろとか一切言わなかったよ。自分の人生なんだから、自分で考えて判断しろ。決めた事は、とことん支えたけどね。」と、ダブルジョブさえしながら、とことんやって来た姿も見ておりました。


彼が釣ったハゼや後輩が届けてくれたオコゼや鯛など珍しい魚が並びました。


酒は、ベンチャー企業を興した彼の息子が送ってくれたと言う美味しい焼酎でございました。

「女の人の心と言うのは、男と違って読めないくらい複雑だよ。だから女が絡むと男はバカになるんだ。」と話す。

う〜ん。耳が痛い。「母に、お前は女を見る目が無いと言われてるし、ことごとく外して来たし、そうかも知れんな。」と私。

「まあ、そうやって60を過ぎても、学び続けるよな。一体いくつまで続くんだ。って思うよ。」と彼。「でもな、60過ぎてもガキみたいな奴を見るとがっかりするね。軽いんだよ。」と言う彼。


朝は土鍋で炊いたごはん。ハマグリ汁。お隣の足が不自由なおばあちゃんが作った漬物に、綺麗な卵焼きにお刺身でした。とても美味しく頂きました。


「なあ、辻川さんよ。結局自分自身がやった事が自分に返って来るだけだと思うんだ。人じゃなくて自分。後輩たちにも、先ず自分の仕事をちゃんとやってから言えって怒る時もあるよ。そこがだらしない奴は、周りにも会社にも本当には信用されない。だから、本気で怒る。でもとことん付き合うんだ。言うって言う事は、そう言う事だよね。ただ言うだけなら誰でもできるだろう。」と、その様に関わって来た後輩たちから深く慕われているのが分かります。



口先だけでない人との関わりを真っ直ぐに貫いて来た友人でございます。

そう言う年下の友人に「俺はあんたに学んだんだ。寂しくなったらいつでも来いよ。」と「お母さんにも渡してくれ。」とたくさんのお土産まで頂きました。

離婚して寂しがっているだろうと、私を精一杯もてなしてくれました。

もちろん失敗がありながら、しかし惑わされずに自らに由って生きて来た男の変わらぬ信頼を感じて寂しいはずも無く、まあそんなに間違った人生でも無かったかも知れないなと思う一夜でございました。

「自らに由る」は、「自由」を意味する言葉で、自分の行動や運命を、自分自身の力や意思に起因するものと捉える考え方を表します。「自らに由る」とは、外部の要因に左右されず、自己の責任において行動し、その結果を受け入れることを意味します。

と言う事なんですね。
また、明日から頑張ろう!

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