辻川慎一つくば便り

心を込めて…本田美奈子

確か9月は、雨が多いと言う予報だった様な気がします。大雨はありましたが、連日30度超えの強い日差しが続いていますので予報は予報なんですね。

学生の頃に、「予習復習」なんて言われていましたが、新しい始まりには復習してちゃんと整理する事が大事な様に思えて来ました。


敬老の日。妻が東京の恩師のところに出掛けたので、久しぶりにギターに触れました。


上手い訳ではありませんので、一人の時に「弾き語り」をします。

左右の指で違う動作をしながら音を出して、歌うってかなり高度な事だと思います。

そして音や声の響きを聞いて楽しみながら確認する。

本当は、それをバンドみたいに合奏できるとなお楽しい訳です。

こちらは音とリズムを合わせるのでさらに高度になるので、息が合い、心が合う事への感動も深いのです。

ロックを聞くのが好きだったのですが、どうやらその原点にあるブルースの歌い方が私には苦手で出来ない事を改めて発見したりします。

直線的なんですね。フォークから始まっているからなのでしょうか?小さな時から聞いて来た曲のせいなのか?

直線的で、変化に乏しいのはつまらない様に思って来た。洋楽に惹かれて、カラオケでもボン・ジョヴィやエアロスミスまで歌っていた訳ですが、良く復習して考えると上手いハズが無いと改めて思う訳です。

そんな反省をしながら、今度はパソコンにCDの音源を取り込んでメモリスティックに移す作業を致しました。

こちらも懸案事項だったのですが、やはり売れずに手元にあるCDを聞き直す事にもなりました。



押入れのミニ書斎でございます。

外付けスピーカーでちょっと音を良くして見ました。

そして、改めてじっくり聞いてしまったのがこちらです。


2005年に急性骨髄性白血病で急逝された本田美奈子さんが亡くなった後に出されたCDです。元アイドル歌手で、直線的な歌い方の様な感じがしてほとんど聞いていませんでした。


ところが、改めて見るとこのアルバムにはクイーンのギタリストブライアン・メイまで参加しているとあり、じっくり聞いて見たのです。

アイドル歌手から、ミュージカルの歌手になってから本領を発揮したそうですが強烈なオリジナリティーがある。

カバー曲ばかりなんですが、う〜んと唸ってしまいました。

この人の歌は、良い音響機器でちゃんと聞くべきなんだと思った次第でした。

BGMにはならない音楽なんですね。

彼女が書く手紙の末尾には、必ず「心を込めて…」とあったそうです。それがアルバムのタイトルなんですね。

1985年デビュー。
私に取っては、国鉄分割民営化の嵐の時代でした。
1967年生まれの10才下。妻と同じ年でございました。

久しぶりに音楽に浸った、敬老の日の休日でございました。

歌心と言います。歌も心を込めてが大事なんですね。

コメント

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

カテゴリー

P R