辻川慎一つくば便り

心の余裕の大切さ

子どもたちが春休みに入り、スクールバスはお休み。なので企業送迎バスを担当する私に、何とバス運転士の新人研修の指導が回って来ました。

技量も怪しく、アルコール依存で前科のある身。新人に「教える」なんて立場でない事は、私自身が良く分かっておりますのでえ~って言う感じでした。

しかし、そんな私に一日とは言え指導を任せると言う指示を出してくれる会社の責任者に対して、しっかりと応えるのも恩返しだと思い直し、できる限りの事はしようと考えました。

昔JRの勝田車両センターにいた時に、仲間に仕事を教えて欲しいと頼んだ時に「辻川さん。人に教えるって事には大変な責任が伴うんだ。」と言いながら、全身全霊で教えてくれた事を思い出します。

しかも、今回は自衛隊で部下たちを率いて来た人です。目が輝いて、やる気満々の人です。それを思うと何を教えるの?って気後れがしました。


(春の暖かさに誘われて、花々が次々と咲いて来ました。バス車庫の周りではツクシンボがたくさん出ております。)


立派な経歴を持ち、ちゃんとした人であってもバス運転士としては新人。経歴や人柄を信頼するならば、なおさら伝えるべき事はしっかり伝えなければ逆に失礼だと思い直しました。

で、私が車庫点検を終えてから出勤時間に来ましたので「それはダメです」と心を鬼にして注意する事に始まり「新人であろうと、乗る人はもちろん周りの人にはそんな事は関係ありません。緑ナンバーのバスを運転する人はプロとして厳しい目にさらされています。そこは自衛隊と変わりませんね。」とお話しさせて頂きました。

車庫の慣らしのために回送の運転をお願いして、実車つまり乗客を乗せての運転は私がやって見せます。いつも通りできるか?緊張するんですね。緊張し過ぎると失敗する事も分かっておりますが、緊張する。それをしっかり見ている訳です。他のベテラン運転士の運転もしっかり見て来た大型新人さんです。

何とか終わったらめちゃくちゃ疲れた私がおりました。

これから長い夜の部です。
きっと、それをしっかりやり切れたら相手が変わって行く以上に、私が変わるのだと思います。

教えるって事は、決して一方的な事ではありませんよね。

そうして、今日がお互いに忘れ得ぬ記憶として大切な日になるのだと思います。


(「ホトケノザ」の群生も満開です。)


息子を亡くしてから、私の心には全く余裕が無かった事に気付きました。JRを離れ、党派も離れ、さらにバス運転士に。そして、離婚と再婚。傷付きながら人生の大転換をやって来たのだと改めて思います。

そして、余裕が無い心は、さらに自分を追い詰める結果を引き起こす。バス運転士としての再出発の日々から学び直した事でもあります。

お金も心も、ちょっとくらい余裕が無いと追い詰められてしまうんですね。
気付くのが遅いのでございますが、そんな私だからこそお役に立てる事もあるのかも知れません。

今日のぐっと来るフレーズです。
 
明日死ぬかのように生きろ。永劫永らえるかのように学べ。(+ちょっと余裕をもって!by私)
 
マハトマ・ガンディー 

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