当たり前のことなんて無い
昨晩、妻と一日の出来事を話しながら食事をしていたら「ピンポーン」と鳴りました。
「何か頼んだ?」と言うので「何も頼んでないけど。」と玄関に行きドアを開けました。
すると高齢のお隣さんが野菜を持って「食べて下さい。」と言う。
「えーっ。暗い中をわざわざありがとうございます。喜んで頂きます。」
と受け取り、暗いので後ろを付いて行きました。
無事に戻ったのを確認してから、空を見上げると綺麗な三日月でした。

急いで携帯を取りに行き「綺麗な三日月が見えるよ!」と妻に声をかける。
急いでカメラを向けたのですが既に雲で霞んでいました。
いつまでも同じでないのは、人も景色も同じですね。
同じでないから、その時、その瞬間を大事にするのだと思います。

私たちの結婚記念日に、母が妻にプレゼントをしました。
妻が着てくれるならと、大切にしてきたミンクのコートをくれました。
妻は、「コートに合う服がありませんし、お母さんの方が似合います。」と言いながら喜んで受け取りました。
「お母さん大事にしてたんだろうな?十代で結婚して子供を育てて、自分のごほうびだったんじゃないかな。」と母への思いを語ってくれます。
「こんなものをもらっても困るよ。」なんて決して言いません。
そんな妻を、母は息子以上に信頼しています。と言うか心を感じているのですね。
息子だからと、甘え続けて来た私との違いでございます。
母と言え、誰であれ当たり前のことなんて無い。
65にして今なお学び直し続けている私でございます。
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