辻川慎一つくば便り

庭仕事をしながら

森や林だと落ち葉が堆肥になり、ふかふかの豊かな土になります。それが例えばクヌギ林だと、カブトムシの温床になる訳です。靴が埋まる様な柔らかな土の感触なんですね。

ところで、半端な「都会」にあるわが家では、落ち葉をそのままにすると土にはならず、ゴミになってご近所迷惑になってしまう訳です。

なので、落ち葉の季節の前に植木の伐採・剪定作業をする事にしました。


4メートルほどに成長した木を、思案しながら思い切り切った訳ですが、高齢者が植木を切るために梯子や脚立から落ちて大変な事になる例もかなりございますので、一応気をつけながらの剪定でございました。

切った枝をゴミ袋に入れて行く作業が大変な訳ですが、ふと見ると脚立にお腹を膨らませたカマキリがいました。

そのまま脚立に産卵されても困りますので、植木の方に移動させました。

あの力強い緑でなく、枯れた色になっていたので産卵したら短い寿命が終わるサインなのかも知れないと思いました。

成虫になってからは半年くらいの命なんですね。


住宅地ながら、わが家のそばに小さな田んぼがあります。アマガエルは、田んぼがあるから繁殖できる。人の家に住み着いて捕食ができる。なので、たくさん住み着いている様です。



ナンキンハゼには、クロウリハムシもいました。ウリハムシだとメロンなんかの「害虫」との事ですが、こちらはそうでもないらしい。



江戸時代にロウソクの原料を得るために中国から輸入された「ナンキンハゼ」なので虫が付かないかと喜んでいましたらちゃんといるのですね~。「ナンキンキノカワガ」の幼虫が、せっせと葉を食べておりました。毒は無いのですが「サナギ」になると威嚇音を出す珍しい種だとの事です。

虫が食べる葉を分け合うパターンが多いのは、それぞれが種として生き残るための進化なんですね。

例えば同じアゲハチョウでも、キアゲハは、ミカン類の葉は食べないのです。

そんな事も初めて見た訳です。

ミカン類には、カイガラムシも付く。こちらは有り難く無いのでブラシで除去します。

小さな庭でも、生態系が豊かに息づいている事に驚きます。

それは、世界でも稀なくらいの「緑の国」日本の豊かさの様に思います。

本当は豊かであるのに、お金で世界から食料を集めて「食料安全保障」だと言う訳です。

添加物だらけに、放射能。で、病気だらけで病院と製薬会社の利益が上がる。

何だかおかしいよな。生物たちは、棲み分けたりしながら種としての命をつないでいるのですが、人間は奪い合う事が「安全保障」だと言うのですから。

小さな庭の庭仕事をしながらも、思う事でありました。

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