辻川慎一つくば便り

元鉄道員は、幸せを頂く。

明日から12月ですね。

今晩から急に冷え込むとの予報です。寒暖差が激しいのも体調が崩れ安い原因かも知れません。そんな中で仕事や家事をされているみなさんもお気をつけ下さい。

私の方、新しい仕事に携わって半月になります。仕事の方はもちろん、新しく同僚になりました方々に受け入れてもらえる様に気を使って来ました。

私の方は、一応プロのバス会社の一員。同僚たちは、別の業種出身でございます。なので私が「運行責任者」と言う訳なのです。

お陰様で60を越えてJRからバス会社に入ってから、散々失敗して苦労しながら身につけて来た事が分かる様になりました。

痩せても枯れても、プロドライバーの端くれになっている事を実感する訳です。

運転はもちろん、接客から何から全然違う事をバス会社未経験の同僚たちを見て分かるのです。

それでも、同僚たちに仲間として受け入れてもらうために自分が守るところは守りながら、みなさんに「合わせ」て来ました。

するとだんだんみなさんが、私に気を使い合わせてくれる様になって来ました。

そして、色んな話をしてくれます。みんなで笑い合う事が増えています。


同僚の一人の方から「葉大根」と言う葉物を頂きました。


無農薬で、とても良い香りが致します。

わざわざ、畑から収穫して持って来てくれました。

とても嬉しかった。


妻が「量が凄過ぎ!下ごしらえが大変。」と言いながら「立派な無農薬野菜だね。無農薬には、農薬の苦さが無いので甘いね。香りも良いよ。」と喜んで早速調理してくれました。


午前の乗務がおわり一旦帰宅すると家中に、葉大根の良い香りが漂っておりました。

例え仕事が違っても働く労働者って、苦労を分かち合える様に思います。

なので、一緒にお茶やコーヒーを飲んだり、一緒に何かをやれる時間って大切なんですよね。

違いを言うのは簡単な事。一緒にやる事で同じ仲間として認め合える様に思うのです。

私の担当コースは、他の方より早く終わりますし退勤時間も早いのですが、みなさんの乗務が終わるまで待って一緒に退勤する様にして来ました。

夜は少しでも早く帰って休みたいのですが、待って無事な姿を見て「お疲れさま。」を言って笑いながら一緒に退勤する。

それだけの事なんですが、仲間として大切に想っている事は通じてきたのかな~なんて思います。

私のバスに乗ってくれるみなさんも、気のせいかだんだんと笑顔が見えて来た様に思います。

そう思うと、辛い事だけじゃないよな~って感じます。

元鉄道員は、幸せを運んで来る。ごく稀に。

と言うか、幸せを運んで来て頂いている元鉄道員でございます。

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