辻川慎一つくば便り

幸せの黄色いリボン

秋はスポーツシーズンで、各種スポーツ大会のイベントで貸し切りバスも大忙し。普段は外国人実習生の受け入れと送り出しの責任者をされている人まで、大型二種免許を持っているので駆り出されておりました。
以前、私もその仕事を担当しておりましたのでお世話になった人です。

久しぶりにお話しを聞きましたら「外国人実習生は、これから日本の企業で苦労するのだから『厳しさ』も伝えなければならないのだけど『自分は良い人』と思われたい人ばかりでね。結局、私が悪役になっているよ。」と言っておりました。

元警察官で一見こわもてですが、ちゃんとよく見ると目が優しいのが分かります。

確かに「自分は良い人だと思われたい」と多くの人が思いますが、必ずしも相手のためとは限らないなと考えさせられました。


1970年に流行ったドーンの「ノックは3回」。中学1年生の時でしたが、お小遣いで買いました。



同じドーンの「幸せの黄色いハンカチ」。1973年のヒット曲で、アメリカの文化に大きな影響を与えたと言われます。


大きな事件や事故で帰れない人がでると、無事に帰って欲しいと黄色いリボンを結んで待つ様になったのですね。

そして日本でも


1977年にこんな映画が作られました。

山田洋次監督で高倉健さんが主演され、第1回日本アカデミー賞を受賞した映画でございます。

舞台は、北海道であり網走刑務所から夕張へのロードムービーみたいになっていたと思います。


炭鉱労働者だった父も懐かしがる「炭住」跡です。


こわもてで無骨な役が多かった高倉健さんの、優しさがにじみ出ている映画の一つですね。

6年間刑務所に入り「再婚して幸せになって欲しい」と手紙で伝え「もし待っていてくれるなら、家に黄色いハンカチを下げておいてくれないか。」と付け加えた。でも、不安でなかなか家に戻れない。

たまたま同行者になった若者のカップルに背中を押されて家にたどり着く。

するとたくさんの黄色いハンカチが、風に舞っていた。

思わずそのシーンで泣いてしまいます。

凶状持ちで天涯孤独に生きるしかないと覚悟しながらも、待っていてくれた妻(家族)がいた。

そんなお話しでございました。

https://youtu.be/gV6QO2nDs_c?si=HgdMUADAGW4RXSYf

古いネタばかり思い浮かんですみません。


時代が変わっても、変わらない思いってある様に思います。

人に良く思われたい事より、人を思える事の方が大切なんですよね。

私が思うと言う事は、私以外にはできない事なんですから。


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