辻川慎一つくば便り

希望

子供たちに対しては、親がいなくなっても自分の力で生きて行ける様に自分で日常生活ができて、社会で受け入れられるための教育がなされます。

ところが高齢者になると、自分自身で生活したり、生きようとする意思や意欲が疎外されていないだろうか?

実は、完全介護や寝たきりの方が大変なのに、寝たきりに追い込まれ、ますます厄介者扱いされ、早くこの世を去ることだけが待ち望まれる。

出口の無い過重労働と低賃金で、社会から顧みられない介護労働者の不満が介護している高齢者に向かう例が後をたちませんね。

何かしら根本が違っている様な気がします。


(妻がクリスマスの飾り付けを玄関にしました。)


自分の意思や意欲でなく、他者から無理強いされたことはその人の力にならないだけでなく、何事も誰かのせいにして済ますような情けない人格を生んでしまいます。

自分の意思で決める。そして相手の気持ちや意思を大事にすることが、後悔しない人生の土台なのかなと思います。

https://youtu.be/nmSjBA3FdW8

古い話ばかりしていると妻に叱られます。

前を見て生きないと。

そうです。前を向いて、自分自身の意志と思いで生きていくために、休息も、振り返りもあるのだと思います。

1970年頃に流行った「希望」と言う歌がありました。

シャンソン歌手の岸洋子さんが歌っていました。その彼女は、山形県酒田市出身の聞かせる実力派歌手でしたが、膠原病と向き合いながら希望を歌っていたのです。57才で早世されています。

勝田車両センターにも、元電車運転士で膠原病で早世した仲間がいました。

その彼の葬儀で泣きながら、彼への思いを私に語った動労水戸の組合員もいました。

色んな人生があり、過酷な運命もありますが、私たちはそれぞれが自分の意志と選択で生きるのです。

それを大切にして、生涯共に生きるのが本当の仲間であると思います。

生きたまま、生きることを抑圧したり、破壊してはならないのだと思います。

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