辻川慎一つくば便り

小さな蝶ヤマトシジミ

みな様、今日は休日出勤の代休でございます。

わが家のお隣には、高齢なれどきれい好きの御婦人がおります。

妻は、地震があったりすると安否確認に行ったりしますし、お互いに頂きものがあったりするとおすそ分けするお隣さんです。

お庭も綺麗にしておりますので、こちらが雑草だらけではまずい。なので、暇を見ては草を抜き、庭木の枝を払ったり致します。

そうしますと「お宅の旦那さんは豆だから。隣に引っ越して来てくれて本当に良かった。安心なんですよ!」と妻に言って下さいます。そう言ってもらえるのが嬉しい。

ところで抜いても抜いても出てくる雑草の生命力はなかなか凄いと感じます。

もっとも人間が植物を雑草として区分けしているだけなんですよね。


グリーンカーテン用の風船カズラに小さな花が咲き、それが可愛らしい風船になります。


小さな花にも虫が来るから実が成るのですね。蜜蜂だけでなく蝶も来ます。

動き回るのでなかなか簡単には撮らせてもらえないのですが「ヤマトシジミ」と言う蝶が撮れました。

別に珍しい蝶ではない様ですが、驚いたのは幼虫が「カタバミ」と言う雑草だけを食べて育つと言う事。食べるものが決まっているんですね。パセリワーム(キアゲハの幼虫)もそうでした。


カタバミって黄色い花が可憐な感じがしますが、抜いても抜いても生えてくるのでなかなか大変な草でございます。


しかし、その草があってこそ繁殖できる蝶がいたとは…。

ところで、踏まれても抜かれても絶えることの無いカタバミにあやかって、古くから家紋にして来た一族もかなりあるそうです。



人がその時の都合で意味のある無しを決めても、ある存在に取ってはそれ無しに生きられず、また別の存在に取っては繁栄の象徴であったりする。


分かりもしないで、勝手に意味がある無しなんて決めるなよ。自然も世界も人間が意味を決める前からあるんだもんね。

傲慢って、結局心の貧困なんだよな~と気付いて来た私がおります。

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