辻川慎一つくば便り

女房役がいてくれたから。

春の陽気になった今日は、小学校の送迎バスになりました。

梅の花が咲いているのが、運転しながら見えました。わが家の梅の木もいよいよって感じです。毎日ながめて楽しみにしています。


(梅の木に産み付けられたハラビロカマキリの卵も観察しております。)


さて昨日は、国鉄・JR時代とずーっと一緒だった仲間に「辻川さんはアバウトだから、几帳面な人がそばにいた方が良いんだよ。」とそんなメッセージを頂きました。

長い間私を見て来た人が言う事です。え~っ、俺はアバウトなんだって67才になって自覚した瞬間でございました。

そこでアバウトな人ってどんな人なのか調べて見ました。

大雑把(アバウト)な人の良いところは
(1)人目を気にしない。 大雑把な人はあまり人目に気にしません。
(2)全体を考えるのが得意。物事の全体像を把握するのが得意です。
(3)落ち着いている。 どっしり構えています。
(4)集中力がある。 大雑把な人は集中力が高かったりします。

悪いところは
(1)気遣いが少ない。 
(3)物をなくしがち。
(4)計画性が無い。

うわ~特に悪いところはバッチリ当てはまります。全体像を考えて大局的に見ると言うのもその通りかと思います。集中力もありました。その力で労働組合の中心を務められた様に思います。

しかし、よ〜く思い返して見ますと私には確かに几帳面で、しっかりとした「女房役」が常にいた事に、はたと思いが至ったのでございます。

「女房役」と表現すると差し障りがある時代にもなって来た様ですが、教養があって身分が高かった女性に対する言葉が転じて「中心になる人のそばにいて助ける役目の人。番頭役。」と言う意味なんですね。教養も無く、人を立てる事ができない人に女房役はできない訳です。


そう考えますと、私が労働組合の責任者をやらせて頂いた時から、命運をかけた勝負の場面では常にこの方にいてもらった事を思い出すのです。動労水戸の現書記長の国分さんです。


他の人でなく、何故この人だったのか?自分で頼んでおきながら不思議に思っておりました。

実は、この人は大変几帳面でしっかりした方なんですね。

意識していなかったのですが、実はアバウトな私は、彼をとても頼りにして来たんだ。と今になって気付いたのでございます。

やっぱし、アバウトなんですね。

いや、彼だけではありません。JR勝田車両センターの現場でも、頼りにして相談していた仲間は几帳面でしっかりした人でした。

東日本大震災と原発事故のあと、かなり激しい闘いをいわき市を中心に展開しましたが、その時も頼りにした人も几帳面な仲間です。


(ぶっ飛ぶ様な曲を作り演奏した伝説のギタリスト-フランク・ザッパ。同じザッパでも、私の方は大ザッパだった。)


謎が解けました。自覚はしていませんでしたが、大ザッパでアバウトな私は几帳面でしっかりした人を常に求めていた訳です。そして頼りにして来た。

女房役に恵まれていたからこそ、勝負ができて何とか勝ち抜けた。

いなければ、勝負にもならなかったと言う事なのですね。

自分には無い才能に惹かれたのは、それが私には無い才能だから必要だった。

そう言う事だったんだ!
と今になって分かった次第でございます。

良い女房役・パートナー無しに中心は中心たり得ない。つまり、何事かを成し、生き抜ける強い組織にはならない。

人の集団、組織、そのベースの家族でも同じ事なんですね。

いやどうも。今だにアバウトでのんきな私です。


(本日のお弁当でごさいます。)


こんなコメントも見つけました。

人当たりがいいのは上っ面?
上等じゃないですか。
大抵の人って、嫌だなぁって思う相手はそっと距離を置くか、感情をそのまま出しちゃうんです。
色々思うところがあったりこの人嫌だなぁって思ってる相手にも優しそうな雰囲気を出せるのってなかなかできないことです。
 
楽観的でも大雑把でも、人間ですもん。
くよくよ悩む時だってうじうじしたりする時だってある。
それを表に出さないってことは、やっぱりタフじゃないとできないことです。
自信持ってください。

大雑把が変えられないとしても、悲観的だと良い点も台無しになるんですね。

考えを深く改めたいと思います。

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