辻川慎一つくば便り
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坊っちゃん
昨日は、ほぼ月一になっている実家訪問とお墓参りに行って来ました。
あと3年で70才になるのに、両親の事は本人たちに任せっ放しで、逆に心配をかけて世話になる私に「過保護な坊っちゃんだね。」と厳しく生きて来た妻が言います。
う〜。そうなのか?自分では分からないのでございます。
(私の実家の近所に住む、動労水戸書記長の国分さんから送られて来た筑波山のステキな写真です。いやど〜も!)
「お前は、私に心配のかけ通しだったよ。だから今でも夢でお前の名を呼んでいる。」と母が言います。
確かに無茶無謀な人生だったと思いますが、何より母の心配など考えていなかった事について一番反省しなければなりません。
都合が悪くなると聞こえないふりをして偉そうにしている父に「この人はお殿さまだからね〜」と母。
「そういえば俺は、お坊ちゃんと言われるよ。」と言うと父が「お殿さまにお坊ちゃんか」と言う。
呆れながら笑う母。
大変な人生だったと思うのですが、のんきなのかもしれませんね。
母のために選んだ花です。
あれかこれかと吟味したのですが、父の方が「変わった花だね!綺麗だ。名前は?」と気に入っておりました。
来年90の父、85になる母が父を世話して車の運転をしております。
「ブレーキとアクセルを踏み間違える。」と怒る父。「あなたがうるさいから間違える。」と言う母。
「そんな事言い合っていても、人にでも当たってしまったら取り返しがつかないよ。」と私。
でも一番のんきなのは、息子である私かも知れません。
散々世話をかけて来て、いまだにそのまま一番のんきなのは坊っちゃんの私なんですね。
ようやく行動開始。両親が住む地域包括支援センターに行って来ました。
「お前にも、他の人にも世話にはならない。」と言う母任せの息子の無責任をようやく自覚して来ました。
恩知らずの放蕩息子が、ようやく両親のところに帰って来た感じかも知れません。
「遅すぎる!」と言われそうですが。
(国分さん。本当は、筑波山でなく彗星を撮りに行ったとの事でした。彗星の方は良く撮れなかったので、後日リベンジ撮影した彗星との事。拡大して見て下さい。見事です!映画の「君の名は」を思い出しました。)
困難はたくさんありましたが、親にも、人にも仲間たちにも恵まれて来たのですね。
恵まれて来た事を当たり前の様に思って来た。
それが、一番の間違いだった様です。
https://youtu.be/bpcCNnFVESo?si=oaQJE62fWKQbkSgv
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2024/10/20 08:15
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