困ったもんだ。
昨日、今日とかなり狭くアップダウンがある道を走るスクールバスの運転です。
道もバス停もうろ覚えですし、対向車に気を使うのでかなりゆっくり走ります。
それでもさして遅れない事を、ラッシュアワーを走る工場の送迎バスで学びました。
それよりも慌てて事故になる方が、大変な遅れになる訳ですから。
慌てない。慌てない。
焦らない。焦らない。
と心を静めながら、運転と状況を見る事に集中する様にします。
本当の敵は、自分なのかも知れません。
(ミカン科のヘンルーダにアゲハの幼虫がおります。「小さな幼虫は、鳥のフンにしか見えない。」と言う妻。う〜、フンのフリして鳥に食べられない様にしていたとは。)
さて昨日帰庫すると、停車しているバスを避けながらL字にバックして停車しなければならない事態に。
しかも、次に停めるドライバーが待っていると言う事態。
どうにもバックが苦手な私。切り返す事2回。3回目にようやく障害物にぶつけずに停められたのですが、結果的にかなり見事な停め方になった訳です。
冷や汗をかきながらなんですが、新人のドライバーさんが2人見ておりました。
そして「こんな風に停めるのですね!」と言って来る。
別の人には「私には無理です。」と感心される。
お二人とも私をちょ〜ベテランだと誤解しているので「さすが〜」と思ったらしいのです。
「いや〜。冷や汗をかきながらですよ。」と本当の事を言うのですが、それも謙遜に見えるらしいのです。
「いやどうも。」状態でした。
フリはしなくてもベテランに見えてしまう。上手いフリなんてできる余裕も無いのですが、そう思われてしまう。
本当に困ったものです。
見かけ倒しって言うのでしょうか?
いっそ鳥のフンのフリができれば良いのですが…これも無理。
(ちょっと成長するとおなじみの幼虫になります。こっちは葉のフリをする保護色なんでしょうか?)
とにかく無理をしない様にが原則。無理をしなければならない状況を避ける。それでも無理をしなければならない場合は、一旦止まって良く状況を見る。
そしてさらに、反省して対策を考える訳です。
そう言う事の連続なんですね。
だから、当たり前の様に出来るドライバーの先輩たちを尊敬してしまう訳です。
と言うか、当たり前にやる努力を日々して来て今があるのだとしみじみ思います。
甘く見ると失敗する。
小さな失敗をそのままにしない。
そうやって、大きな失敗を防ぐ。
人と虫の守り方の違いかも知れませんね。
午後の乗務です。
心を落ち着けて、頑張ります。
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