辻川慎一つくば便り

出しゃばらず、遠慮するでもなく。

今日は、ちょっと先輩でお世話になって来た同僚からのお誘いで、先輩方4人とランチをして来ました。

つくば駅トナリエにある「樓外樓」と言う中国四川料理のお店でした。あまり目立たない場所にあるので知りませんでしたが、ランチの時間は満席の盛況でした。

注文料理(デザート、お通しのメンマ、ウーロン茶付き)の他に、サラダや焼きそば、コーヒーが自由に飲食できてほぼ1000円。安い!のですが「そのサービスが付くまでは、あまり人が入らなかった。」と誘ってくれた先輩が教えてくれました。



初めてなのでおすすめは?と聞きましたら「今日は回鍋肉にする。」と言うので、みなさんと一緒に回鍋肉をお願いしました。



ちょっと甘辛いのが特徴なんでしょうか?


サラダも、回鍋肉も高値のキャベツがふんだんに使われていて、時節柄贅沢だな〜って感じがしました。野菜が美味しいので、サラダはお代わり致しました。

ちょっとだけ先輩方は、サラダと焼きそばを食べたら「もう腹いっぱいになっちゃった。」と私に回鍋肉を分けて下さいました。

その中では、若い私。有り難く頂きました。

お誘い頂いた先輩は、間もなく70才。他の先輩はそれより3つ上との事でしたが、改めてお顔を見ましたらまだまだ行ける!って感じがしました。

新しい人たちが次々に入っているので「そろそろ肩叩きかな?」なんてお話しをしながら、一緒に働いた人たちのその後や近況についての話題が多い。

この会社で働き出してまだ5年ちょっとの私ですが、労働組合を一緒に立ち上げてから35年以上の関わりがあるので話題に出て来る人も知っている人が多いので聞いているだけでも面白いですし、話しに加わる事もできてなかなか楽しいひと時でした。

やっぱり人の一番の関心は、人なんだなって改めて思います。

私の方は、JRの労働組合だけでなくこの会社でも労働組合を通じて一緒に一つの時代を生きて来たのだと思います。

腕の良くないバス運転士と言う現実ですが、昔を知る古い同僚たちにはレジェンドでもあり続けてもらえている事を有り難く感じた次第でごさいます。

別の同僚から新人運転士に「この人はな、この会社の労働組合を立ち上げた凄い人なんだ。」といきなり紹介されて恐縮したばかりでもございました。



お誘い頂いた先輩に「今日は辻川さんにごちそうするから。」と有り難く受けさせて頂きました。


何もお返し出来ないので、頂きものですが九州から直送の文旦(またはボンタン)をお分けさせて頂きました。

高齢になっても偉そうに出しゃばってひんしゅくを買っている人もおりますが、立派に第一線のバス運転士の仕事をされている訳ですから卑下する必要も無いはずです。

深刻なバス運転士不足、現場の労働力不足の現状は、以前とは全く違います。

この会社の代表取締役とも、やはり35年の付き合いですが、親会社が倒産して連鎖倒産の危機の時も、コロナ禍でも給料の遅配欠配を出さなかった経営者です。

「労働者みんなに逃げられたら会社は終わりなんだ。再建も何もできなくなる。」

そこがちゃんと分かっている経営者です。

それは国も同じです。人々が働くから成り立っているのです。

ですから70才を超えても元気で働いてくれている人と言うのは、本当はとても有り難い事なんです。

若くて未熟だろうと、高齢であろうと、人としてちゃんと尊重されているのか?って事が一番の問題の様に思います。

ベテランは未熟な若手には無い事、知らない事を伝えて助けられる。若手は、ベテランを尊重する事で助けている。

お互いに、尊重し合える事が人としての支えになっている。

なので、お互いに出来ない事を笑い、けなすのでは無く、一緒に生きているんだと言う本当の現実と事実にしっかりと立つべきだと思うのです。

出しゃばる事なく、しかし遠慮するでも無く。熟練の目で人も、その仕事も見れるのがナイスシルバーなんだなと、熟練の先輩方を見ながら思いました。

ステキな先輩方にも良くして頂き、有り難さが身に沁みるランチタイムでした。

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