辻川慎一つくば便り
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入学おめでとう!
新人運転士の添乗指導が月曜日、火曜日と続きました。脇にただ乗っているだけに見えるかも知れませんが、とんでもありませんね。運転を見ながら、感じながら、運転以外に必要な作業もチェックし、道路も当然見ます。特に交差点です。それから停車場も。
不思議な事に、まさか大丈夫だろうと油断すると道を間違えたり、停留所を行き過ぎたりするのです。一瞬も気が抜けません。
運転日報の記入も指導して、終わったら全てチェックします。そして、車庫でバスを離れる際にももう一度点検させてもらいます。なぜなら、指導運転士の私に最終責任があるからです。
自分で運転していた方が気が楽なくらい疲れます。
疲れ切ると気持ちが沈んで来て、もう無理かな〜なんて思ったりします。
運転は大した事無いし、指導のキャリアなんて無いのですから。
それでも自分の仕事を見直す事ができたり、私に教えた人たちの大変さが分かったりと人として、運転士としての成長は感じます。
(朝3時半。外に出ましたら赤い月でした。水平線に近くなると大気で青い光が拡散して赤く見えるそうですが、凄い月を見て一日が始まりました。)
会社に出勤して、今日の業務指示書を見てびっくり。小学校送迎なので午前、午後の乗務だと思ってましたら、午前中のうちに送迎する事になっておりました。
あ~今日は入学式なんだ!
回送で学校に向かい、学校から子どもたちが待つ停留所へ。いやぁ、満開の桜並木が晴れの天気で何て綺麗な事でしょう!
添乗員さんと「今日の入学式は最高ですね。良い思い出になりますね。」と喜び合いました。
幼い頃は福島の山間で育ったと言う添乗員さんは「山桜は、花と葉が一緒に出るのですよ」って教えてくれました。なるほど〜。ちょっと見分けが付くようになりました。
満開の桜並木の中を運転すると言うチョー贅沢をしながら、無事に学校に着きました。
(校門で新入生を出迎えた桜です。)
学校の運動場にあるトイレを借りて出て来ましたら、新入生のご両親たちとすれ違いました。お祝いの気持ちを込めて笑顔で「おはようございます」とあいさつしましたら、外国人のご夫婦から「駐車場はあそこで大丈夫ですか?体育館はどこですか?」と聞かれてしまいました。う〜学校関係者ではありませんので全く分からない。
一緒に先生がいないか探すしかありません。で、何とか引き継いでバスの回送発車時間に間に合った次第でございます。
いやぁ、聞かれるのは嬉しいのですが、困る事がありますよね。
そう言えば、外国人実習生を成田空港に出迎える仕事をしていた時に、聞きやすいのかわかりませんが、外国人からバス乗り場や鉄道の乗り場等を聞かれて困った事を思い出します。
空港が良く分からないばかりか、話される英語が聞き取れないので聞かれている事が分からないのです。土台難聴気味で日本語もよく聞き取れないのでございます。
しかし、困っているから聞かれる訳で相手を見ながら一生懸命聞いていると何となく分かったりします。
で、案内を見ながら「ゴー・ジス・ウェイ」。どうしても分からない時は案内所まて連れて行く。
だんだんと対処の仕方が分かって来るのですね。
これぞ大和魂!日本人の心。
なんて、大した事ではありませんが。
(こちらは土浦市の乙戸公園の桜です。逆光ですみません。平日でもたくさんの人が来ていましたが、なかなか見事です。鴨が水面の桜の花を食べているのを発見しました。)
どんな事にも完全とか完璧なんて事はありませんよね。
そんな事より、困った時はお互い様で助けられる他の人につなげる事だって立派な「通訳」の様に思ったりします。
分かっているんだと、相手の状況や心が分からない通訳だと結局何言ってんだか分かんね〜って事になるとか。
心が無い言葉って通じないだけじゃなく争いの元になるのだと思います。
だから笑顔で、相手を見ながらなんとかかんとか。悲しそうなら、黙って話しを聞いて肩を撫でたり、手を握ったりする。言葉は、心の後から付いてくる。心より先にある言葉は、本当は通じていないし軽くてウソっぽい。しどろもどろに吐き出される言葉の方に、心の真実の力を感じたりする。
気持ちは自分の気持ち。心は相手を思う心。自分の気持ちじゃなくて心が、人種も、国境も、世代も、あらゆる垣根を超える人の世界の様に思います。
心は、空より広いってさだまさしさんの「ハッピーバースデー」て言う歌にありましたが、そう言う意味なんですね。
https://youtu.be/AcjwQcJfq9I?si=TyrYFnySDH9llfpH
どの子も入学おめでとうございます
。
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2025/04/09 15:25
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