辻川慎一つくば便り

先入観と偏見で見誤る。

私の同僚は、何故か元警察官と自衛隊の方です。

私の前歴を知るこの会社の経営者は「究極の組み合わせだよな。右と左で合わないだろうね。」と笑います。

確かに、簡単には理解し合えなかったのですし、対立してしまうこともありました。

しかし、右とか左とかは関係ありません。仕事、そして人に対する姿勢が真摯であり失礼を欠いていなければお互いを尊重し、助け合える。

むしろ警察だ、自衛隊だ、元JRの労働組合で左翼だったなんて何の関係もありません。

先入観や偏見では、人も自分も見誤る。それを、この会社に来て思い知らされている感じです。


防衛大学校出身で自衛隊の幹部だった方は、何も偉ぶりません。


「実はね。朝のゴミ捨ては私の当番なんです。だから、学校に来てもゴミ捨てオジサンです。」とゴミ捨ての時に着るジャージを私に見せてくれます。

「そうなんですか!実は私も毎日ゴミを捨ててから出勤するんですよ~。」と返します。

なかなか心が割れなかったのですがゴミ捨て仲間だと分かり、色んな話しが盛り上がりました。

失礼して本社に戻ると雨の晴れ間に見事な虹が見えました。

「中小企業だから、決まった事をやっていれば良いとは行かないですよね。」そう言いながら、私の仕事への姿勢を認めてくれておりました。

所属していた組織の大きさから言えば、巨体であるのに人への礼儀と配慮を欠かさない。

むしろ私の方が先入観を持っていたのだと思います。

それが、人として相手に失礼だった。

凄い人たちに囲まれて、一緒に仕事ができる事の幸せを改めて感じています。

もし妻が一緒にいてくれなければ、それが分からないで終わってしまったことでしょう。

なので先ず妻に感謝しています。
誰と一緒に生きるかは、やはり人生を決めるとても重大な選択なんだと思います。

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