辻川慎一つくば便り

仲間のラストラン記念コンサート

みな様、人生には色んな困難や試練があります。そして節目があり、誰しもが年を重ねやがてお別れの時を迎えます。

だから、自分だけが大変な訳ではありません。辛い時にこそ人として家族も仲間も、思いやれるのかどうかが人の幸せを分けるのかな?

そんな風に思います。


7月まで常磐線の運転士をして、ラストランを迎えた後輩の慰労会がありました。


仲間を引き裂く国鉄分割民営化に反対する労働組合に入ったために、電車運転士に復帰したのは最高裁で勝ってから。約10年前の事です。

そして大変な仕事を無事にやり遂げました。

彼が運転する姿を撮るために、やはり大変な労力を使った仲間がいます。

ステキな、ステキな、世界に一つだけの写真が贈られました。


二次会は、その後輩を心配し、思い、定年まで同じ労働組合で頑張ってくれた先輩のコンサートが我が家で開かれました。


カラオケの先生をしながら「ひたちなか海浜鉄道」を音楽で応援して来たミュージシャンでもあります。

「あなたの仲間たちは、なんて凄い人たちなんでしょう!こんな人たちの集まりを見たことが無い。」と妻が言います。

「あなたが、足りなかった事も全て引き受けてキッチリ整理しようとくれている。あなたはとても幸せな人です。」

そんな感想を言ってくれました。
なので私も細やかな恩返し、車で送迎するためにノンアルコールで通しました。

みんなが「エーッ!辻川さん、まじで飲んでなかったのですか~?」と良い機嫌で驚いていました。

散々飲んで送ってもらった事はあっても、私が送ることは無かった人生でした。

「散々世話になって来たのだからこのぐらいはしないと。近くは無いし、また来てくれる方が嬉しいから。」

そう、コロナが教えてくれて来たのは、人が集まれるのは当たり前の事じゃないって事の様にも思います。

酔って忘れてしまうより、仲間たちの姿やそれを懸命にもてなす妻の姿を目と心に刻めることの有り難さを感じた一時でございました。

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