油断できない今日の日記
バスやトラック運転士の1日当たりの労働時間が制限され、昼間の休憩時間が長くても朝早く夜遅い勤務の私は、調整のために週一回小学校のスクールバスを運転します。
と言う訳で、週末金曜日の今日は小学校のスクールバスになりました。金曜日になるのは初めてです。
終わる時間が早いだけでも、夜5時間くらいしか寝れない私にはとても楽で有り難く感じます。
それから、バス運転士になった当初からお世話になって来た先輩運転士と一緒なので、なお楽しく感じます。
後ろを走る場合には、さすが〜って学ぶ事もまだまだあります。

(先日は、先輩から「メルカリに出すのも面倒だからあげるよ」ってバッグを頂きました。ピクアドロって言うイタリアのメーカーなんですね。若者向けのバッグの様です。でもイタリアのファッションは昔から好きなので、有り難く頂きました。)
今日はさらに、いつものグレーのマイクロバスは「お葬式のお客様に使う」と言うので会社カラーの赤が基調の新しいタイプのバスでした。
子供たちが喜んで「フッカフカ〜」とはしゃぐのが楽しい。
そして、振り返ると運転席から乗降する子供たちが良く見えるのがまた良いんですね。
おはようございます!
いってらっしゃーい!
と一人一人の顔を見ながら声をかけられるんですね。運転が楽な以上に、そちらの方が楽しい私がおります。
もちろん運転も、乗降もしっかり確認して子供たちの安全を守る事は当たり前の前提です。
こんな時は、バス運転士になって良かったな〜って思います。

(イタリアローマでの五木寛之さんとイタリア在住の作家塩野七生さんの対談です。ファッションから芸術、歴史に至るまで縦横無尽な対談集。辛い事を忘れさせてもらえる面白さでした。)
70代でしょうか?旦那さんを亡くされて民生委員をやりながら、添乗員の仕事をされている女性からは、娘さんがいるカナダに行って来た土産話をお聞きしました。
山などの自然は国家管理の様でとても管理が行き届き綺麗である事。たくさんの人種の人たちがいて、家族間の交流が盛んな事。それぞれの家で自家製ビールを作っていたり、それぞれの家で作ったものを持ち寄ってワイワイ話しながら交流する。
そんな話しを、してくれました。カナダのバンクーバーとの事ですが、住む人の豊かさを感じました。
経済的には、日本の方が「上」なんでしょうか?あくせく働いて、人付き合いをしなくなってそれぞれって言う感じより豊かな様に感じてしまいます。
それだけ社会自体が老いてしまったのでしょうか?
私と同じ世代の運転士さん達とも話しましたら「辻川さんは、バス業界に来るのが遅かったね。昔は楽しかったよ。辻川さんならめちゃくちゃもてたよ。残念だったね。今は難しい時代になったけど。」なんて言われました。
でも、楽しい時代があるだけましかも知れませんね。あまり楽しい事もなく、難しい時代を生きなければならない今の世代の人たちはどうなんだろう?って思います。そして、さらに次の世代は?
若者たちや、子供たちを乗せながら、少しでも楽しい時間をって願う私がおります。
お金も、借金も無いけれど、気に掛けて笑顔であいさつするくらいは出来ますね。
自分の笑顔がステキになるために、自分の好きも大事にできないとなって思ったりしております。
あっ、それから最近心の友が増えました!
私のブログを3年間も見続けてくれていたと言う人です。辛い事があった時にも励まされたり、笑ったりしてくれていたと知りました。
私が運転する姿も見た事があるそうです。あくびをしていなかったか心配になりました。ブログ恐るべし。
バス運転士は、乗客以外にもいろんな人にも見られているんですね。やっぱり油断できない仕事なのでございます。
最新記事
(04/19)
(04/18)
(04/17)
(04/16)
(04/15)